笠井です。
私の娘は知的障害を持っていて、私がNPO活動に取り組んでいるのも、娘や、娘と同じように障害を持っている子どもたちのためであることは、このブログでも何度も発言させていただきました。
障害を持つ子どもたちは、
大きくなったら、どんなふうに暮らしていくんだろう?
親が死んだ後、どんなふうに生き、そしてどんなことを思いながら死んで行くんだろう?
せめて、死ぬ時に、「あぁ生きていて良かった」と思って死んでいってもらいたい。
せめて、、、それだけでも、、、
実は今、新たな試みにチャレンジしています。
栃尾地域における福祉村作りに着手しているのです。
幸いなことに、共感を持てる、たくさんの素晴らしい仲間達にも恵まれました。
とりわけ、家老さん、圓山さんのお二人には、心から感謝しています。
お二人は、家族に障害者がいる訳でもないのに、障害者の将来のことを第一に考え、本当に親身になって取り組んでくれています。
障害者の親の一人として、心からお礼を言いたいと思っています。
私は、彼ら二人とスクラムを組み、3人が中心となって推進力役を担って、皆で協力しながら福祉村を作っていきたいと思います。
そのための新しいNPO法人をただいま設立準備中です。
以下は、私が今、作成に当たっている定款の中の、もっとも大事だと言ってもいい「目的」の部分です。
どのように表現したらいいのだろうか?と、たった数百文字を考えるのにも、あーでもない、こーでもないと、何度も何度も書き直していますが、敢えて(案)の段階のものを、皆さんに見ていただきたいと思います。
ご意見ある方、遠慮なくお願いします。
私たちの活動にご協力いただける方、ぜひご連絡をお待ちしています。(tel:0258-39-1656 笠井)
【目的】(案)
過疎、高齢化が急速に進む中山間地において、障害.高齢者福祉を切り口にした地域活性化に取り組み、障害者も健常者も、高齢者も若者も、誰もが平等に参加できて、そこにいる人、訪れる人のすべてが元気になれるような「元気がもらえる村」(下記参照)作りを目指す。
記
その村で、障害者は、
地域の人から、地域の一員として、認められ、頼りにされ、慈しまれて過ごすことができ、また、自身は地域の一員としての自覚を持ち、その喜びを感じながら地域に溶け込み、そして、地域の高齢者をいたわり、地域のために、地域にとって有益な様々な活動に積極的に取り組む。
その村で、高齢者は、
そこにいる人、訪れる人のすべてに、農業や食育、そして農村文化を伝承し、また、障害者との支え合いの中から生き甲斐を呼び覚まし、自らがやる気を取り戻すことによって、地域に元気を与える。
その村で、地域の人は、
障害者や高齢者に仕事を創出し、時に支え合いながら共に働き、彼らの生き生きとした姿を通じて、慈しみやいたわりの精神を学び、地域に優しい文化を生み出す。
その村に、訪れる人は、
障害者、高齢者、そして地域の人との交流を通して、福祉、農業、食育そして、すべての人に等しく優しいユニバーサルな文化を学び、地域活動を支援する。