笠井です。
模造紙のことを新潟県人だけが「大洋紙」と言っているということは、先日のブログに投稿した記事ですが、
あべかわ餅のことも、どうやら新潟県人は勘違いしているようです。
皆さん、あべかわ餅って、お餅のどんな食べ方のことを言いますか?
周りの人たちに聞いてみたのですが、ほとんどが、「醤油を塗って海苔で巻いて食べるお餅」って答えるんですが、、、あべかわ餅はこちらで言うところの「きなこ餅」のことで、正式には「安倍川餅」と書きます。
安倍川餅の安倍川は文字とおり川の名称で、静岡市の駿河区を流れる一級河川の安倍川のことを指します。
江戸時代、安倍川では砂金が採れました。
全国からそこにたくさんの人夫が集まったのだが、安倍川沿いには茶屋がたくさんあって、そこには、それらの人たちが立ち寄っては好んで食べていたお餅があった。
それが「安倍川餅」である。
安倍川餅は、安倍川で採れる砂金に見立てて餅にきな粉をまぶしたお餅のこと。
ちなみに、「きな粉」は「金な粉」と書くのだそうです。
先日静岡に行った折に創業???年(相当古かった)とかの名代の安倍川餅店のお店の女性から訊いてきたので、たぶん、これが正解だと思います。
皆さんも、あべかわ餅は醤油のり巻き餅だって思っていたんじゃないですか?