笠井です。
先日の記事で、
点字ブロックに関する意見を、工事業者さんや設計業者さんに言わせていただきました。
が、正直申しますと、彼らが点字ブロックを軽く見ている原因は市民側にもあるのだと、私は思っていました。
皆さん、
たとえば、公共施設の前を少し注意して見てみてください。
自転車がたくさん停まっていますよね。
公共施設ともなると、入口周辺には必ず点字ブロックがあるのではないか!?と思いますが、自転車たちはその上に平気でふんぞり返っていませんか?
想像してください。
目の不自由な方が、点字ブロック伝いに歩いて行ったところに自転車が置いてあったら・・・
目の不自由な方が杖をつきながら歩いておられるところを注意して見たことのない皆さんには分からないかもしれませんが、驚くほどの速さでスタスタと歩かれるんです。
そんなスピードで歩いて行った先にいきなり障害物が置いてあれば、つまづく、転倒する、そして負傷する、そんな光景が容易に想像できます。
市民たちが、点字ブロックに無頓着に自転車を停める。
商店は、点字ブロックの上に看板を置いても平気だ。
せっかく敷いてある点字ブロックが皆さんの無配慮のせいで役に立たない状態になっていることが多いので、目の不自由な方たちもだんだんそれを当てにしなくなり、利用されなくなる。
すると、工事業者も、どうせ体裁だけのものだと、だんだんと点字ブロックを軽視し始める。
皆さん、どう思いますか?
点字ブロックの上に堂々と駐輪・・・私は、こんな現場に遭遇する度に自転車を勝手に移動、移動、移動。
「どいつもこいつも馬鹿じゃねぇの!? いったい何考えてんだ、まったく」などとブツブツ独り言を言いながら、他人の自転車だろうがなんだろうがお構いなしに移動しまくっています。
市民の皆さん、
障がい者のことをもっと気に留めてくれませんか?