skymaxです。
『噂の東京マガジン』(TBS10月17日放送)に、犬の散歩の問題が取り上げられました。
東京の荒川河川敷で、最近リードをつけないで犬を散歩させている人が増えているという問題です。
噛まれた、襲われたという被害があとを絶たないのだそうです。
もちろん、リードなし散歩は、愛犬家の方のごく一部の方のされている行為です。
されている愛犬家の方も、インタビューされている人の多くは悪気がないようです。
しかし一部の飼い主の中には、番組の取材に対し、逆ギレして開き直る映像も放送されていました。
リードなし散歩をさせる飼い主の多くは『周りに誰もいない』『ウチの子(犬)に限って』と、口を揃えます。
しかしその結果、荒川河川敷では、このリードなし散歩による人的な被害が急増しているのが事実なのだそうです。
区でも条例で禁止しているものの、罰則が実行を伴わず、ほとんど効果はないそうです。
私は番組を見て、自分の子どもの頃の悲しい体験を思い出してしまいました。
私が物心ついた時、私の家では大型のシェパードを飼っていました。
とても優秀な犬で、各種コンテストで入賞を重ね、警察犬の訓練にも合格して、時々捜査の協力に駆り出されるほどでした。
その犬は家族みんなの誇りでした。
ところが、ある夜、突然悲劇が起きてしまいました。
私が布団に入って眠りかけたときに、ドシンという大きな音がしました。
胸騒ぎを覚え、起きだしていくと、玄関の戸は開け放たれ、母が呆然と立っていました。
玄関の前の愛犬の檻も、扉が開け放たれていました。
間もなく、父が変わり果てた姿になった愛犬を抱き抱えて戻ってきました。
血まみれになった愛犬はもうピクリとも動きませんでした。
夜、餌を与えた後、祖母がうっかり鍵を掛け忘れてしまったのです。
檻から抜け出した犬は道路に飛び出して、自動車に跳ねられてしまったのだそうです。
私は布団の中でいつまでも、いつまでも泣いていました。
あれから40年以上たった今でも、あの夜のことは忘れられません。
番組では、専門家の見解を紹介していました。
『犬はリードによって、飼い主に守られているんです。
犬がかわいそう…というのは全くの誤解で、犬は飼い主にリードで触れてもらうことで、安心しているのです』
私たちは大切な愛犬を守るためにも、リードをつけて飼う必要があるのではないでしょうか?
長岡市では、条例でリードなし散歩を禁止してはいません。
従って長岡では違法にはあたりません。
しかしながら、危険はどこに潜んでいるかわかりません。
大切な愛犬を守る為、大切な愛犬を加害者にさせない為、関係のない他人に迷惑をかけないためにも、リードなしの散歩はしてはいけないのだと思います。