9月17日、櫻井よしこさんが理事を務める『国家基本問題研究所・月例研究会』に行ってきました。
今回のテーマは『北朝鮮問題』
韓国人ジャーナリストの趙甲済さんと早稲田大学客員研究員の洪榮さんから、最新の北朝鮮事情をご紹介頂きながら、櫻井よしこさん、西岡力さんらと問題点を議論するという形で進行しました。
趙さんからは北朝鮮と韓国の経済格差が、国民の健康状態の格差となっていることが紹介されました。
金正日の健康状態も悪化し、経済も闇経済の占める割合が急増しているそうです。
このままでは、いずれ政権は崩壊し、北朝鮮は極めて危険な状態になるそうです。
そのような状態に陥った時にどうやって騒ぎを収束させるか。
最悪のシナリオは中国の介入です。
北朝鮮が中国の保護国…保護区になってしまうことです。
朝鮮半島の政治的な不安定は日本の安全保障を脅かすことは過去の歴史が教える通りです。
もし内戦が勃発したら、日本国内はミサイルの射程距離内にあたり、法律上の制約により自衛隊は戦闘行為が出来ません。
その為に法律を整備し、日本と韓国は過去の恩讐を越えて、連携すべきであるというのが結論でした。
議論を傍聴していた一般参加者からは、領土問題や反日感情についての指摘がありましたが、洪さんは「韓国の保守は決して反日ではない」ことを強調していました。
西岡さんからは近年の『反日・嫌韓』ブームは仕組まれたものだという指摘がありました。
北朝鮮の元工作員の証言から、彼らの活動目的のひとつが、日本と韓国の関係悪化にあることが明らかになっています。
彼らは日本と韓国の社会に深く潜行し、時にマスコミを使い、反日・嫌韓の種を蒔いているのだそうです。
私も個人的に韓国人に恨みがあるわけではありませんが、マスコミ等の情報により偏ったも物の見方、考え方をしていたかもしれません。
決して表面的な韓流ブームに終始する事なく、本当の意味で韓国を理解しなければいけないのではないかと思いました。
その為にはまず自国の歴史教育の改善が急務です。
私はこれこそが父親の仕事だと思います。
郷土の歴史、日本の歴史をきちんと勉強する事ぬきに、隣国の歴史理解をする事は出来ません。
学校や社会をあてにすることなく、自ら行動すべきだと思いました。