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初めて月を意識した日々

skymaxです。

私と天文の出会いは、小学3年まで遡ります。

当時から理科大好き、工作大好き少年だった私は科学雑誌と図鑑を片手に手当たり次第、観察や実験ばかりして遊んでいました。

外で珍しい石を拾ってきたり、捕まえた昆虫を飼育してみたり…蟻を飼っていたのがばれた時は、母親にかなり怒られました。

田舎だったので、本や情報に飢えていました。

雑誌の科学記事の切り抜きは私の宝物でした。

そんな私がある朝、偶然に下弦の月を見ました。

9月のある朝、たまたま早起きして下弦の月を目撃したのです。

当時の私は天文の知識は皆無で月の満ち欠けについて全く知りませんでした。

私は月の形や位置をノートにスケッチして翌朝も同じ時刻に起きてみました。

驚いたことに月は少し細くなり、位置も東に移動していました。

また次の日もまた次の日も私の観察は続きました。

そして今度は学校の帰り、西の空に三日月を見ました。
私は観察ノートを学校に持ち込み、スケッチを続けました。

そして約1ヶ月後の早朝、私は再び下弦の月を見たのでした。

その日のことは今でもよく覚えています。
私は全身に強い衝撃を受けたようになり、泣き出してしまいました。

それまで、月の運動が規則正しく営まれているなどとは思ってもいませんでした。
私は胸が一杯になって、ポロポロと涙を流していました。

あの時の感激が私の天体観測の原点です。

今でも天体望遠鏡をのぞく時はいつもドキドキしています。

少年の日のあの朝から、私の心は今でも星に釘付けのままなのです。

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2010年07月09日 18:56に投稿されたエントリーのページです。

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