skymaxです。
櫻井よしこさんの講演会に行って来ました。
現在の日本を取り巻く国際情勢、日本の課題などについての分かりやすいお話。
あっという間に講演の終了時間になりました。
講演会の最後に櫻井さんが質問を受けてくださることになりました。
私は思い切って手を上げました。
子どもたちに対して、具体的に歴史教育をどうしたらよいか、私に何が出来るのかを知りたかったからです。
私が中学生の頃、母校の中学校の先生はきちんと近代の歴史が教えてはくれませんでした。
どうして日本が日清日露戦争から太平洋戦争へ至ってしまった経緯について、掘り下げては教えては貰えなかったのです。
私の子どもから聞く限りでは、現在の中学校でも状況はあまり変わっていないようです。
私たちの世代の大人の多くが学校でもきちんと明治以降の歴史を勉強していないのではないでしょうか?
「先ずは身近なところから、歴史を流れのある物語として、子どもたちに伝えてください」
私の質問に対しうなづきながら、櫻井よしこさんはがそのように答えて下さいました。
「…ご自身の家族の歴史、郷土の歴史から、お子さんたちに話をして聞かせてあげてください」
櫻井さんは、「例えば…」と、自らのご家族の体験から始まり、戊辰の役以降の長岡の歴史を語りはじめました。
「自分を可愛がって、慈しんで育ててくれる父母、祖父母のことが信じれなくて、どうして自分自身の国を信じることが出来るでしょうか?」
素晴らしい講演会を聴いても、その場かぎりで終わってしまうことが多いものです。
しかしながら、櫻井さんの私の質問に対する答えは、私の心に深く深く響きました。
櫻井さんの講演会を聴いて、私にもすぐに実践出来ることが明確になったからです。
私にとって、忘れられない講演会になりました。