振り込め詐欺の被害が相変わらず発生していますが、特に高齢者を狙った振り込め詐欺の場合は、CD(キャッシュディスペンサー)コーナーから振り込みさせることが多いようです。
なぜなら、高齢者が窓口で高額な振り込みしようとすると、店員が「振り込め詐欺ではありませんか!?」と声を掛けることになっているらしく、そこで悪者共の企みが崩されてしまうというケースがあるということですから…。
そんな訳で、悪者どもは、窓口でなくCDコーナーに高齢者本人をどうにかして行かせて、そこで操作させようとする。ところが、高齢者は機械の操作が苦手なものだから、携帯電話などで操作を指示しながら指定の口座に振り込みさせようとする訳です。
先日、長岡信用金庫さんの本店のCDコーナーに立ち寄った時のことです。
入店すると、スピーカーから流れる放送が耳に入ってきました。
放送は「振り込め詐欺に注意してくださいね」「振り込め詐欺はこんな手口を使っていますよー」という内容で、声の主は聞き覚えのあるFMながおかのパーソナリティの佐野さんでした。
そう言えば、この放送、、、一頃はパトカーがガンガン大音量で鳴らして市中を走り回っていたっけ?
あんなに大音量にしていると、「うるさい」「迷惑だ」などど苦情が出るんじゃないの!?などと余計な心配をしたものだったが…。
おっと、話がそれそうになってしまいましたが、とにかく、、、
高齢者が振り込もうとする、まさにその水際で振り込みを思い止めさせようという作戦は非常に良いことですね。
少なくとも銀行側の姿勢が見えてくる気がしますし、いかにも地域に密着しているって印象を受けるので、こういった放送をCDコーナーで流すことは、銀行にとってもイメージアップにつながっていると思います。
そう思って、ふと考えてみると…他の銀行では気がつかなかったなぁ。
同じようにすればいいのに…。