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犯人目線に立て! ―危険予測のノウハウ

近頃話題の「安全マップ」 聞いた事ありますか?
安全マップの第一人者である小宮 信夫を紹介します

この本は、犯罪が起こった場所をチェックした「犯罪発生マップ」やどこどこに怪しい人がいたといった内容をチェックした「不審者マップ」と呼ばれる、現在様々な地域で行われている防犯教育と180度違う、新しい防犯教育としての「地域安全マップ」の作製について理論と実践方法を分かりやすく書いている。

そもそも「犯罪発生マップ」とは、実際に犯罪が起こった場所を地図に落としているわけですが、1度事件が起きた場所で2度目が必ずあるとは限りません。また、そのような地図を子供に暗記させてしまうと、地図にはまだのっていない、事件が起きていない場所では、子供は安全だと油断してしまいます。
それに、「犯罪発生マップ」を作製することに躍起になって、被害を受けた子供に体験談を聞きだすなど、心の傷を大きくしかねないという弊害さえもあるのです。

筆者の提唱する「地域安全マップ」は、「犯罪発生マップ」と大きく異なります。
犯罪が起こった場所ではなく、犯罪が起こりやすい場所(入りやすくて、見えにくい)を子供自らが発見し、マップを作製するのです。子ども自身が「危険」「安全」を見分けることができるようになるという、安全教育プログラムなのです。

まだまだ、「犯罪発生マップ」や「不審者マップ」と混同する方々が多いのですが、正しい「地域安全マップ」が広がる為にも、この本をおすすめします。

<<amazonレビューより転載>>

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2009年12月22日 14:33に投稿されたエントリーのページです。

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