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【発表】「小学校&地元企業」連携プラン

二つ前のぽにょさんからの投稿記事内で、「学校側がもう少し危機感を持ってくれて、前向きに考えてくれれば、PTA役員だってメール連絡網実現に向けて協力するのに…」という、ご自身がPTA役員でいらっしゃる立場からの発言がありましたが、その意見には私も同感です。
とにかく、現状のままの電話連絡網では緊急事態にまったく役に立たないということは小学校側も分かっておられるのでしょうから、子供たちのために何らか手を打ってもらいたいところです。
問題はその気があるかないかではないか!?
やる気さえあれば何でもできるじゃないか。

そんなふうに思う一方で、小学校側の苦しい胸の内も理解できる気がします。

小学校だって危機感を持っていない訳ではないのだろう。
メール連絡網が有効だというのなら、それを前向きに考えたいと思っているのではないか!?
しかし、導入に踏み切れない…それはなぜか?

私が思いますには、その答えはズバリ「お金」だと思います。

私共が推奨するメール連絡網を導入した場合、費用について具体的には月々5,000円程度掛かります。
たとえば保護者が300人いれば、それらの保護者で頭割りすれば一人当たり17円/月という負担でしかありませんから、それくらいのお金は保護者の皆で出し合えば良いのじゃないか!?最初は私もそう簡単に考えておりました。
しかしながら、そういった考えが実際に学校で通用するかと言えば...そうではない。
保護者の中には必ず一人二人、面倒なことを言ってくる人がいる。
たとえ17円であろうと、いざ支払が増えるとなると途端に文句を言って来たり、「私は携帯でメールを使っていないからお金を払いたくない」と自分勝手な理屈を並べたり、、、とにかく肝心な保護者側の足並みが揃わない。そして結局のところ、保護者から一律お金を集めるという案は断念せざる負えず、メール連絡網の導入はご破算に…現実問題として、どの学校にも必ず一人や二人はいるのではないでしょうか?こういった保護者が。

現時点で既にメール連絡網を導入している学校もいくつかあります。
それらの中には、長岡市の補助金を使っているというケースがあるようです。
長岡市は小学校における安全パトロール活動等に対して年間8万円弱の補助金を一つの小学校に対して支給しています。
最初の内は、そのお金を使ってパトロール棒やユニフォームなどを揃えたが、それらは毎年必要になるものでもないので、浮いたお金を防犯のために使う「メール連絡網」に投じようという考え方で費用をねん出しているという訳です。
これは、確かに有効な考え方です。
しかし、この補助金の制度がいつまでも続くとは限りませんから、もしも制度がなくなったら、お金はどうすれば良いの?という不安から、新規に導入を検討している小学校が、導入に二の足を踏んでしまっているのも、理解に難くないところであります。

私たちはいくつかの小学校の複数の関係者の方々とコンタクトを取り、それらの方々からいろいろとお話を聞かせていただく内、要するに問題は「お金」なのだということに気がつきました。

そこで、考え出したプランが本記事のタイトルにもなっております通り、小学校のメール連絡網の費用を当該地域の地元企業が支援するというものです。

小学校は緊急事態に備えてメール連絡網を導入したいと考えているが、お金がなくて導入できない…結果、一番困るのは誰あろう「子供たち」です。
そこで、地域の子供たちのため、地域の企業が導入費用を支援する。

小学校は、企業の社長自身あるいは社長の子どもが通った縁深い場所。
身近な存在である、その小学校の連絡網の費用を支援することは、地域における企業の社会貢献の形としてとても分かりやすいものと言えるのではないだろうか!?

小学校のサイトのTOPページには、企業の広告が掲載される。

公益性の高い小学校サイト上に特定の企業広告が掲載されるということについて、小学校側がどのように思うのか?少し不安な要素もあったが、ある小学校の教頭先生に確認してみたところ、「まったく問題ない」との回答でした。
小学校としても地域の企業との結び付きが強まることは願ってもないということらしい。

以前に各小学校のPTA会長を対象に実施したアンケートでは、ほとんどの方がメール連絡網導入に前向きであることが分かっているのだから、そうなりますと、保護者側、学校側双方がメール連絡網の導入を望んでいるということになり、ならば、私たちとしても、何が何でもこのプランを推進して行こうと思っている訳であります。

私たちは今、長岡市の商工会議所から協力を仰ぎたいと考え、具体的な行動に移っています。

私たちもできる限りのことをしますので、できるものならば、皆さんからもご協力いただきたい。
これは皆さんの子供さんたちのためのプロジェクトでもありますから、どうかご協力をお願いします。
このブログを閲覧いただいている皆さんの中で、自分の子どもが通う小学校に、どうにかしてメール連絡網を導入してもらいたいと考えておられる方は、このプロジェクトの応援スタッフとして協力してください。

子ども達の安全のため、小学校メール連絡網の導入を推進していきましょう。

応援スタッフを募集します。
共感いただける方は info@jmjp.jp 担当/笠井までご連絡ください。

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コメント (2)

潤:

このプロジェクトの、メール連絡網を導入してほしい対象は、小学校だけなのですか?

笠井/住民安全ネットワーク:

潤さん、ご質問ありがとうございました。

小学校のほか、幼稚園、中学校が対象です。

説明不足ですみませんでした。

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2009年11月04日 06:32に投稿されたエントリーのページです。

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