笠井です。
以前に特派員のお一人が空き巣被害に遭いました。
それに関連する記事を、その特派員さんから提供いただきましたので、ご紹介させていただきます。
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7月7日に私の住んでいるアパートに空巣が入りました。
盗まれたのは息子の携帯電話、ゲーム機(DS)、ゲームソフト、DVDソフト等です。
アパート廊下の窓を破って、室内に侵入したようですが、不思議なことに居間に置いた私のデジタル一眼レフや交換レンズには目もくれず、その傍らのDVDソフトが盗まれたという不可解な事件でした。
アパートの向かいの部屋も被害に遭いましたが、盗まれたものは全く同様で、ノートパソコンやデジカメは無事でした。
私の部屋の隠してある現金は被害を免れ、被害金額はたいしたことはありませんでしたが、子どもたちのショックは大きいものがありました。
私は学校にも事件の状況と子どもたちの落胆を伝えて、理解をお願いしておきました。
事件は手掛かりも少なく、このまま長期化すると思われました。
ところが、早くも2日後に事件は大きな進展をみせたのです。
7月9日、息子の通う小学校から、私の携帯に突然電話が入りました。
息子のゲーム機(DS)が見つかったという連絡でした。
私は直ちに現場へ向かいました。
発見者はあるアパート経営者の方でした。
私は早速、警察に通報して発見者の方から色々と情報をお聞きしました。
その方が経営するアパートでは1年前から不審な出来事が続いていました。
アパートの廊下にあるコンセントから電源を引いて、ゲーム機を充電したり、飲食したゴミが放置されているということが続きました。
もちろん、アパートの住人の仕業ではありません。
放置されているものはゲーム機の他にフィギュア、マンガ等で、現金が無造作に置かれていることもありました。
現場は二階へ上がる集合階段の陰で、外部からは全く見えない死角でした。
警察に届けていたものの、何も進展がないまま事件が繰り返されていました。
7月8日(空巣事件翌日)の夕方、アパートの大家さんの娘さんが、この現場で新たなゲーム機を発見しました。
電源を入れたところ、ゲーム機の所有者の名前が表示されました。
いつものように警察に届けても、何も進展がないと考えて、独自に調べることにしたのです。
ゲーム機に貼られたステッカーから、持ち主は小中学生の男の子と考えた大家さん。
7月9日朝、長岡市内の小中学校を片っ端から電話を入れて、該当する少年がいないか探しました。
大家さんはゲーム機の持ち主の少年こそが、アパートを荒らす犯人だと考えたのです。
何件めかの電話の先に息子の通う小学校がありました。
空巣事件の話をしてあった為、先生から私の元に直ぐに連絡が入りました。
これにより、2つの事件が繋がりました。
以前から噂のあった不審者が空巣事件の犯人の可能性が出てきたのです。
担当の刑事さんから犯人逮捕の連絡が入ったのはそれから2週間後のことでした。
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明日は本記事の第二弾「裁判を傍聴してきました」を掲載します。