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長岡市総合防災訓練 東中にて

谷井です。
8/23・長岡市立東中学校(水道町5-1-1)において、平成21年度総合防災訓練が実施されました。

午前8時、長岡市東山を震源とした震度6強の直下型地震が発生したとの想定。
住民等約500人参加(新潟日報記事)

発災時には、最新の避難所になる東中学校に住民等が続々と集合し、各町内の防災リーダーが、
走り回り、人員の確認や高齢者や子供達に整列の方法等を指示を出している。

救急隊員よるストレッチャーを使用した、傷病人のにデモ搬送から始まり
校内では、避難所開設運営訓練・消火訓練・物資搬入訓練・応急救護訓練等を
開始、私は長岡消防署の指揮の元、中越市民防災安全士(15名)で参加、
応急救護担当で災害時の簡易担架作りや、担架搬送の注意点・搬送方法の指導で
汗だく。

ハシゴ車等を使用した、レスキュー隊員による、各種救出デモが最後にあり、事故も無く
無事に約3時間の訓練は終了した。

担架作りや搬送法では、高齢者の方達が、意欲的に参加されました。
本当にありがとうございました。

○参加住民について感じた(眼についた)事を少し・・
1.参集時にサンダルを履いた男性・女性(若い奥さん)の多さ。
2荷物は、.スーパーの袋。
3.スカートの方も少々。
4.帽子・ヘルメット着用は、少数。
5.ノースリーブの方も・・
6.ヘルメット着用で、顎紐を掛けていた防災リーダーらしき男性は、たった1名しか目にしなかっ
た。

◎せめて、帽子を被り・リュック又は、ウエストバッグ・長袖長ズボン着用にスニーカー等。
 ヘルメットは、顎紐を掛けてこそ役に立ちます。
  
 これが防災訓練に参加する方の服装と思うのですが・・中越地震から約5年、
 喉元過ぎれば・・・でしょうか?

▼では、防災リーダーの担い手である中越市民防災安全士は、どうだったのか?・・
男性15名(女性0)
1.半ズボン1名。
2.半袖ほとんど。
3.リュック・ウエストバッグ少数。
4.無帽子1名。
 
●・・・・・・・・・・・・m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m

私は、中越地震の時に町内会副会長で(新幹線脱線地域)車中泊30日しながら、
安否確認・被災状況の把握・アマチュア無線機を使用しての情報収集及び発信
避難所開設準備・仮設トイレ手配・飲料水手配等等を必死に行い、
翌年立ち上げた自主防災会は、総務省主催の防災まちつくり大賞で
<消防科学センター理事長賞>を受賞いたしました。
この災害の中から学んだ事は沢山ありますが、
1.平常時に出来なければ、非常時に何が出来る?
2.訓練は、本番だ!
この二つは、肝に銘じております。

~~~~~災害は、忘れないうちにやって来る~~~~~

森市長のHP、森民夫の「ほっと一息」に訓練がUPされております、覗いて下さい。


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コメント (4)

SEA HOUSE:

考えさせられる内容ですね。

確かに、訓練の為の訓練では意味を持たないと思います。
いざ!という時の為の訓練ですよね。


だけど、自分ならどうしただろう…?

この暑さの中Tシャツ・短パンは勿論、サンダル履きで、ヘルメットや帽子は被っていかなかったかも?

でも、消防(レスキュー)の方は、夏でもフル装備ですよね。
そう考えると、やはり御指摘通り、相応の仕度で参加すべきなのかな。

だけど、同時に被災者として考えると、夏場の被災時にあまり完全防備までは必要ない様にも思えるし…。

ただ、ヘルメット(せめて帽子)くらいは着用の必要はありますね。


そして、その安全士会の参加者。
どういう位置付けでの参加なのか?

だけど搬送などを行ったという事は、自主防よりも上の位置なんでしょうね。

ま~、あんまり期待できない団体みたいに思えますがどうなんでしょう?

谷井秀次:

SEA HOUSEさん初めまして。

感じ方・考え方は人それぞれですが、例えば防災訓練を暑いのに

嫌だなぁ・面倒だなぁと思うAグループ、これを基に家族の非常

時連絡方法を再確認しよう・非常持ち出し品のチェック(賞味期

限・電池の残量確認等)をしよう・そのリュックを背負って訓練

に参加しようと思うBグループ。プラス思考は、より自分と家族

を守れるのではないでしょうか?

安全士の誕生を詳細に説明すると、長くなり過ぎますので、「社

団法人 中越防災安全推進機構」を検索して、ご覧になって下さ

い(地域コミュニティの防災安全活動の中核を担うとともに、市

民と行政、企業の仲立ちをする。防災ノウハウの普及・災害支

援・防災リーダー等)

今回の参加は、消防の傘下で応急救護方法(簡易担架作り・担架

搬送方法等の指導)を行い、皆さん積極的に参加されました。

厳しいご指摘の期待出来ない団体では?・・皆さんの判断に委ね

たいと思います(実践経験豊富な人材も在籍)

潤:

谷井さんにお尋ねします。
防災安全士の方は、普段から集まりや講習会とかされているのですか?
今回のように大規模な訓練が行われる前に、事前打ち合せなど無かったのでしょうか?

私の町内にも昨年、自主防災団を立ち上げ、公園に用品の備蓄倉庫が出来ました。でも、その存在を町内のどれだけの人が知っているのか疑問になります。
一戸建ての家には、回覧板が回りますが、アパートには回って来ません。
町内の情報は全く入って来ない状態です。

防災安全士の事、町内の自主防災についてなど…知らない人が沢山いるように思いますが、大きな災害がまたあった時、本当に大丈夫なのか不安になります。

谷井秀次:

潤さん、いつもコメントありがとうございます。

ご質問の件について(中越市民防災安全士=略して、安全士と表記します。安全士会=安全士で構成された組織です、現在115名)
安全士会は、ボランティア部・応急手当普及部(応急手当普及員の有資格者で構成、私も一員です)・自主防災会設立支援部等があり、それぞれに勉強会・講習会・活動を行っております。

8/23の防災訓練については、事前会合等ありませんでした。

潤さん気がかりの地域自主防災会・備蓄倉庫の周知、回覧版の回って来ないという情報不足による不安、よく分かりました。

地域の名称等デリケートな部分がありますから、当NPOから、私の連絡先を聞いて下さい。
一緒に不安を解消しましょう、連絡を待っております。

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2009年08月26日 10:08に投稿されたエントリーのページです。

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