笠井です。
6月20日の当NPO5周年イベント「櫻井よしこ講演会」については、
私は現場の責任者の立場でありながら、ほとんど何もしませんでした。
壇上で司会の荒木さんと二人で掛け合いのお話を少ししただけで、会場内の段取り等はほとんど他のメンバー任せでした。
イベント後にクレームが2~3届いたことから、小さなトラブルは結構あって、それぞれに反省点を感じておりますが、
それでも結果的に概ね順調に運営できたのではないかと感じています。
さて、以上のように書きますと、
現場のリーダーであるべきはずの立場の人間がそんなことでは、あまりにも無責任ではないか!?
そんな声が聞こえてきそうです。
まったくその通り、私はまさに「無責任リーダー」そのものです。
しかし、周りからなんと言われようと、それで良かった!と私自身は思っています。
なぜなら、メンバーの姿勢が変わる契機になったと思っているからです。
きっと今頃、メンバーの皆は思っていることでしょう。
「今までは、自分が動かなくとも、最後は結局、笠井が何とかするのだろうと思っていたが、いや、そうとばかり言ってられんぞ!笠井はアテにならん…」と。
対外的に大勢の人たちを集めて行うイベントだったので、メンバー達は大慌てに慌てたでしょうし、だからこそ「笠井をアテにしていてはだめだぞ」という気持ちを強く持ったはず。
あれだけの大きなイベントを、私が何もしなくとも、ちゃんと最後までやり遂げたのですから、
私は今後のイベント事に関しても無責任者でいようと思っていますし、彼らも、自分たちがやらなくてはと思っていることでしょう。
市民活動…殊に私たちが行っているようなミッション追求型のNPOは、一人一人が「自分がやらねば」という意識を持ち、それを行動として表現することが何よりも大事。
なのに、通常の活動においては、私は全ての事業における責任者の立場におりまして、
本来手分けをすればもっと効率良くできるようなことまで、私の仕事になっていた側面がありました。
こんなことを続けていたら、いつかはおかしくなって、どこが市民活動なんだ?と、皆さんから笑われるようなことになるでしょう。
今回のイベントは、いろんな意味で、とても良い勉強になりました。
これからの私たちの活動に、ぜひご注目ください。