笠井です。
小宮教授の講義を聴いた後、グループに分かれて東京神田をキョロキョロウロウロ。
危険な箇所とは、実際にどんな場所を指すのか?頭の中で考えめぐらしながら町を歩いてみた。
雑居ビルの入口階段付近や路地…普段は特別危険とも思わない所が、気にしながら見てみると、どこもかしこも危険だと思えてくる。
路地は確かに身を潜めるのに好都合だろう。
だが、そんな場所はあちらこちら至る所にあるから、それらをいちいち危険箇所扱いしていたら、地図上のほとんどが危険な場所になってしまいそうだ。
犯罪者にとって好都合な要素、、、要はそれがいくつか揃っている場所を探せば良いのだ。危険箇所探しにもちょっとしたコツが要ることが、歩いている内にだんだんと解ってきた。
路地は路地なのだが、そればかりでなく、路上にバイクや自転車が駐車してある。
こういう場所を犯罪者が見た時、
この場所は誰も注意を払っていないから犯罪行為を行っても見られにくいだろう、という心理が働くということらしい。
※参考:「割れ窓理論」
軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名がある。
「その3」へ続く。