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コメントへの回答です。

笠井です。

二つ前の「川口町との合併」に関する勉強会の報告記事に、ムササビさんよりコメントをいただいておりました。
回答コメントを書いておりましたところ、普通にコメント欄に書き込むには、あまりにも長くなってしまったので、記事欄に投稿することにしました。

> ?? 何故隣接する市町村との合併ではなく、長岡市との合併なの?
> 小千谷市が合併相手にふさわしくないのは何故?
> (小千谷市が拒否する理由を明らかにする必要があるのでは?)

私の認識の範囲内で回答させていただきます。
必ずしも正解でないかもしれません。ご了承ください。

「小千谷市が合併を拒否する理由」との記述がありますが、
これは、おそらく「小千谷市との合併を拒否する理由」の書き間違いですよね!?
拒否しているのは小千谷市のほうではなく川口町のほうです。
もっともその裏に拒否するような何か理由があったのかもしれませんが…それは分かりません。

川口町が17年度頃までに小千谷市と合併していれば、旧合併特例法の優遇措置があったので、合併特例債などで100億円以上のお金が入ったはずだったらしいですが、当時の町長は「町の独自性が失われる恐れがある」などと表明して小千谷市との合併を拒否し、自立の道を歩みだしたということだったらしいです。
ところが、その後まもなく思いもかけない大地震に見舞われて計画が大崩れし、その後の町長交代と同時に、経済的な理由等から合併へと舵を切った、、、という経緯らしいのです。
合併に舵を切った際に合併の相手が、なぜ小千谷ではなく長岡だったのか!?それについては、私は詳しいところを承知しておりません。

小千谷市と川口町は隣接してはいても、そもそもあまり仲の良い間柄ではなかったという話は耳にしたことがありますが、それが真実かどうかも分かりませんし、真実だったとしても、それが合併にどれほどの影響を及ぼしていたのか!?分かりません。
この辺りのことについては、このブログをお読みの小千谷市民の方がいらっしゃれば、説明していただけるようであれば有難いです。

> ?? 飛び地であるがゆえの社会的インフラのリスク・無駄はないのか?
> 例えば、救急車・救急隊員は小千谷市を飛び越えて、長岡市から出動するの?

飛び地であるがゆえの社会的インフラのリスクについては、申し訳ありませんが、勉強不足で私には分かりません。
このブログをお読みの方で、どなたか詳しい方、たとえば市議会議員の方、いかがでしょうか?よろしくお願いします。

さて、例として挙げられた「救急車」などの点についてですが、私の経験から申しますと…
私は以前に平島町に住んでいたことがあります。その頃、家族の病気で救急車騒ぎを二度ほど起こしたことがあるのですが、その時の救急車は越路出張所から急行してきてくれていました。

この経験から考えますに、
長岡市の小千谷市側に近い地域、たとえば滝谷とか妙見町とか、その周辺の人たちから救急要請があった場合には、今後は川口町から救急隊が駆けつけてくれるということもあり得ます…場合によっては以前より時間が短縮されるということもあるかもしれませんね。

つまり、私が何を申したいかと言うと、合併による損得は「お互い様」の面が沢山ある訳ですので、ある一面だけから損得を考えるのは、あまり得策ではないかと…。

私が一番気になるのは「心」の問題です。
合併した結果、川口町が長岡市の一部になりきってしまえば、川口町の皆さんにも長岡市民にも良いことではありません。

中越大震災前に、一時は自主独立の道を歩もうとした川口町の皆さんは、地震の被害を乗り越える逞しさを見せてくれました。
しかしながら、如何せん人口6,000人弱の小さな町。
「負けるものか」「なにくそ」と気を張って頑張り続けてきたが、体力の無さから疲労が蓄積し、もはや気力を維持できなくなってしまい、他の自治体に助けを求めたとしても仕方のないこと。

問題は、合併後に川口町の方たちが逞しさを取り戻せるのか?ということなのではないでしょうか?

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コメント (3)

ムササビ:

ムササビです。
笠井さん、詳しいご説明ありがとうございました。

先月のNHK『知る楽』に『県境の謎を行く』というテーマが放送されていました。
明治以来の各地の県境にまつわる歴史を紹介する番組でした。

一言で境界線といっても、地元の方にとってはとても大切な問題なのだと思いました。

その中に完全な飛び地の例として、和歌山県の北山村が紹介されていました。
過疎地の村の運営の難しさを乗り越えようとする村の努力は大変なものでした。
土地があるから村があるのではなく、そこに住む人がいるからこそ村があるのだという村の皆さんの姿勢は素晴らしいと思いました。
この川口町がどのような決着をするのかわかりませんが、川口町の皆さんが納得の出来る方法が採択されるといいですね。

桑野 敏久:

救急車の件ですが…
私が知る限り、長岡市は越路町と広域事業を組んでいました。
平成13年、長岡消防で高級救命を受講した際、越路出張所の方が講師として来ていました。
ですので、長岡市の外れであれば越路出張所からの出動は平時のことです。

因みに、小千谷市と川口町の場合、川口町の小千谷側の外れ(国道17号線沿い)で、川口町へ下っていく左手前に出張所があります。

川口町と長岡市が合併したら、ここは閉鎖?
それとも、拡大長岡市と小千谷市で広域事業を行うの?

あ、小千谷市は今現在、ゴミは無料です。
(半透明の袋であれば、スーパーやコンビニなどの袋が使用可能)

桑野さん、コメントありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

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2009年05月25日 08:51に投稿されたエントリーのページです。

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