skymaxです。
我が家も毎年の恒例行事、『タヌキとお花見』に行ってきました。
場所は秘密ですが、どういうわけかそこにはタヌキが住み着いています。
「今年も会えるかな?」
子どもたちは花見よりタヌキが楽しみみたいです(笑)。
その場所に着いてみると、いましたいました、タヌキが。
道路上で餌らしきモノを食べていました。
ライトアップされた夜桜の向こうにふたご座や冬の星座が傾いています。
耳を澄ませば蛙の鳴き声。
まるで安房直子の童話の中の時間がそこにあるみたいでした。
毎年、ここの桜は決まってこの時期に花を咲かせ、散っていくことでしょう。
人間の営みとは関係なく。
良寛さんの時世の句を思い出してしまいました。
『散る桜 残る桜も散る桜』
既に私の妻は桜の向こうに旅だってしまいましたが、残っている私もいずれ桜の向こうに行くことでしょう。
限りある時間だからこそ桜はこれほど美しいのかもしれません。
人間か世代を重ね移り変わっても、桜は変わらずに毎年美しい花を咲かせます。
子どもたちの頭上に咲く桜が毎年変わらないことを願うばかりです。