桑原です。
誰も信じてくれませんが、私が小さい頃は、とても可愛らしく「天使幼稚園」に通っていたこともあり、「天使のようだ」と言われていました。
それが今では、「こんなに顔が変わる子は珍しい」(祖母談)、「天使から悪魔になった」(母談)と言われております。
桑原家の二代目天使となった娘が、私と同じ天使幼稚園の二歳児クラスに通うようになりました。
娘は幼稚園で整列するための掛け声「とんとんまーえ」を覚えてきました。
なぜだかわかりませんが、娘はそれを気に入り、風呂上りに一人で延々とやるのです。
もともと整列するためのものですから、一人でやっても終わりません。
私が止めさせようとしても止めず、泣きながらもひたすら続けるのです。
困った私たちは、私が列に入り妻が先生の役をして「はい おしまーい」と言いました。
そうすることでようやく娘は、満足そうな笑顔で、「とんとん まーえ」を止めました。
それにしても、夜遅くに聞こえる「とんとんまーえ」の掛け声、近所の人はどう思ったのでしょうか。
娘が通っていたのはカトリック系の幼稚園だったので賛美歌も覚えました。
ある時、神社でお参りをしていると、娘は神妙な顔をして手を合わせ、娘がなにやらしゃべっているではありませんか。
何を言っているのかとよーく聞いてみると、なんと「まりあちゃまのこころー それはあおじょら~」と賛美歌を歌っているではありませんか!
おいおい娘よ。神様が違っているぞ!
こうなったら、両方の神様が笑って許してくれることを祈るしかありません。