田中です
仕事のお付き合いである地元建築士主催の「家づくりの勉強会」なるものに参加してきました。
地震後、大手ハウスメーカーが進出してきて盛り上がり、
いまではほぼ需要もおさまって冷え込んでいる住宅業界ですが、
まだまだ頑張っている地元の業者さんたちもたくさんいらっしゃいます。
参加した勉強会は施主OBの方々から満足や不満な点など
生の声を聞き出す趣向でおこなわれていました。
「地元の建築士とひざを交えながら、自分自身勉強しながら家づくりを進めることができた。」
「大手ハウスメーカーからは断られた要望を地元業者は引き受けてくれた。」
「構造強度の違いがはっきり出た。中越地震のとき、被害の多かった町内でもうちはほとんど無傷だった。」
「同級生の別の建築士に見積り内容を見てもらったら、『この家がこの価格で建つとは…。相当努力してるんだなぁ…』と舌を巻いてた。」
「そういう地元工務店は実はたくさんあるんですが、探すのが大変です。出会うのが難しいんです。」
などなど様々な話が出ていました。
家づくりは人それぞれなのでしょうけれど、
地場産野菜じゃないですが、
少なくとも生活に密着したものになればなるほど、
できるだけ地元で完結したほうが正解なのだな。
と感じました。
コメント (1)
元建築業界?のムササビです。
新潟県は湿度が高く、雪が多い…最近は地震も多い…建築業者泣かせの土地です。
私は新潟県の業者は技術的なレベルは高いと思いますよ。
…にもかかわらず、新潟県のお施主さんたちの予算は低く、業者泣かせかもしれません。
その逆風の中にあって、新潟県の風土を知り尽くしている建築業者の方のご苦労は大したものだと思います。
でも、実は一番大切なことはその建築業者の財務内容ではないでしょうか?
住宅の性能表示や完全保証への対応がきちんとなされているかが一番大切です。
素人がどんなに勉強したつもりでも、建築業者の技術的な説明を完全に理解するのは不可能です。
建築業者のセールストークや人柄だけで判断するのは極めて危険です。
建築の最中に倒産しない業者を選びましょう。
投稿者: ムササビ | 2009年02月28日 22:40
日時: 2009年02月28日 22:40