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歯ブラシが2本

笠井です。

ある財団を訪ねるために、ここのところ上京することが多いのだが、宿泊する必要のある場合は、経費を少しでも浮かせるため、東京で一人暮らししている大学2年の長女のところに泊めてもらうことにしている。

娘の住んでいるところは新宿から京王線で何回か乗り換えたところで、多摩市の外れのほうの、もうすぐ神奈川県...という比較的不便なところにある。
泊めてもらうって言っても、時間的なことだけなら、むしろ長岡市に戻ったほうが早いくらいなのだが、そんなことしたのでは新幹線代がまた掛かってしまってもったいないので仕方なく行っていると言ったところ。

娘の部屋は、最近引っ越した6畳の1LDK、風呂トイレ付き。
6畳一間以外に少し広めのDKが付いているので十分な広さだ。

私が東京に住んでいる頃と大違い。
月18,000円の4畳半一間、猫の額ほどの炊事スペース、共同玄関、共同トイレ。
風呂は歩いて25分ほどの銭湯まで、お金がなかったので3日に一回で我慢していた。あまりにも遠いので冬場は湯上がりの体が冷え切ってしまい、逆に冷え冷えして部屋に戻っていたことを思い出す。
部屋の電気を消せば、窓の外のソープ街のネオンがまぶしくて、なかなか寝付けない。
もっとも電気代が払えなかった時がよくあったので、その時は助かったが…。

父親のそんな苦学生活を娘に話したところで何の効き目もないとは思いながら、娘の部屋のあまりの快適空間ぶりに、つい言いたくなってしまった。

いゃいゃ言うまい。口うるさい親父と思われて、「もう来ないで」なんて言われたら困るから。

ふと洗面所に目をやると、柄が赤と青の歯ブラシが2本置いてある。
青の柄のほうは…どう見てもこれは彼氏の歯ブラシだ。
つまらんことは何も言うまいと思っていた私だったが、これには我慢ならず、
「お前なー、父親が来る時くらい、彼氏の歯ブラシどこかにしまっておけよ」
と言うと、娘は表情一つ変えずに、
「あっ、それ?それも私の。2本使っているの」
と切り返してきた。

さすがに私の娘...ふてぶてしいというか何というか...食えん奴だ。

しかし、どうも彼氏がいることを隠そうと思ってのことではなかったらしい。
今付き合っている彼氏がどんな感じの男性で、どの大学に行っていて、といろいろ話して聞かせてくれた。

「お父さんが来るんだけど、あなたのこと話すと一緒に飯でも食べるかって絶対に誘ってくるから、その時は逃げまくってね。ウチの父親はあなたが絶対に敵うような人じゃないから。とにかく変わった、一筋縄じゃいかない人なんだから。。。と彼氏には言ってあるから、誘わないでね。」だって。

何もかも先読みして...ホントに食えん奴だ。

父親としては複雑な一方で、
彼氏とのことをいろいろと話してくれると、娘のことが分かった気がして、、、こんなふうにコミュニケーションが取れている父娘もなかなかないだろう、などと思いご満悦。

文句の一つも言うつもりが、結局は良い気分にさせられて。。。
人に対しては喧嘩っ早いし、けっこう喧嘩は強い方だと自分では思っている私だが、娘にはまったくいいようにあしらわれてしまい、いつもKO負けだ。
私という人間の扱い方のツボを完璧に押さえられてしまっているようだ。

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2008年12月28日 04:13に投稿されたエントリーのページです。

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