笠井です。
当NPOのスタッフとして新たに加わってくれた東京のスタッフお二人を順番にご紹介していきたいと思います。
まず、一人目は木谷さん。
珍しい苗字ですが、「きや」と読みます。
北海道の出身。
彼は元テレビマン。
現在は、自分で会社を興し、映像関係の仕事で全国を飛び回っていますが、
テレビマン時代は某大手テレビ局・TV○○の朝のワイドショーのディレクターとして大忙しの日々を送っていたそうです。
映像に関する仕事は大好き。
でも、当時の仕事はあまりにも忙し過ぎでストレス地獄だったそうでして、
それに比べ、好きな仕事を無理せず自分のペースでやっている今の仕事にはストレスがなく、とても良いと穏やかな表情で話してくれました。
さて、東京でその華やかな仕事をしている彼が、どうした訳で当団体のスタッフになってくれることになったかと言いますと…、
少し前のこのブログの記事で、当団体が全国のNPOの祭典・全国ボランティアフェスティバルにおいて全国で3つ選ばれる活動優秀な団体の一つに選ばれたことを紹介させていただきましたが、
その際に、私たちの活動を映像に収めるため、東京から来てくれたのが、実は木谷さんだったのです。
彼は、二日間、私と行動を共にしてくれました。
不審者事案の現場に行って、通行人に声を掛けたり、近所の家を訪ねたりして、不審者に関することを聞いて回ったりしている私の活動ぶりを、まるでおっかけのように、二日間ずっと張り付いて見てくれました。
そうしている内に彼は感じたのだそうです。
「いいことしてるんだなー」
「こんな地方都市で1万人以上の会員を作っているってのは凄いことだなー」
「自分の住んでいる東京には、なぜ、こういう団体がないんだろう?」
「このやり方を全国に教えてあげればいいのになー」
撮影を終えて東京に戻った彼は、DVDを作るために編集作業をしながら、その思いをさらに強く持つようになったそうです。
そして、、、
ある日突然、彼から電話が掛かってきました。
「笠井さん、突然ですけど、私のことを仲間に入れてくれませんか?」
「そして、私に、笠井さん達の活動を全国に広めるお手伝いをさせてくれませんか?」
長岡の子ども達が安全に暮らすことができたらいいなーという、ただその思いから継続してきた活動でしたので、全国に広めることに、どれほどの意味を感じている訳ではなかったのですが、
何と言いましょうか…それは単純に、私の器の狭さと言いましょうか…全国を飛び回っている彼からしてみれば、あそこの土地のあの人のところにも教えてあげたいっていう考えに、普通に辿り着くのでしょう。
手前味噌で恐縮ですが、私たちの活動は全国的なレベルだとは思っておりました。
NPO関連の雑誌、Webなどを見れば、それが何となく分かっていました。
しかし、それを全国的に広めるなどとは、自分の置かれている忙しさから、とてもではないが考えられる状態ではなかったというのが正直なところでした。
こちらからは何も頼みもしないのに、自分のほうから協力を申し出てきてくれた人がいる。
これは、やはり「ご縁」ですよね。
私達は何の欲もなく、自分たちの「思い」にしたがって、ただ一生懸命に活動に打ち込んでいたところ、それを、全国社会福祉協議会から「全国3つの活動優秀団体」とご評価いただき、その活動ぶりを撮影しにきてくれた方が、私たちの活動に感じ入ってくれた。
これは、やはり「ご縁」です。
縁を感じるということは、その人に「思い」があるということで、
思いを感じれば、その思いに応えない訳にはいきません。
そんなご縁で新スタッフとして木谷さんから加入してもらうことになりました。
いったんスタッフとなってもらった以上は、バンバンとこき使っていきたいと思います。
今後の彼の大活躍に期待して下さい。