笠井です。
これは造形大学の平井先生の講義の中に出てくるお話です。
過去の歴史を振り返ってみると、「大地の動乱」と「政治の動乱」は見事なほどに符号するのが良く分かる。
たとえば、幕末は天地・政治共にすったもんだの末の明治維新だったし、昭和19年の東南海地震の際は戦争のさなか、報道管制が敷かれていたため、地震の被害が全国に伝わらなかったらしい。ちなみに、当時、米軍は「いかなる空襲よりも有効だった」と記述している。
さらに、三河地震で2,306人が死んだ直後に、東京大空襲で10万人が死んだ。
敗戦の直後には枕崎台風に襲われる。直撃を受けた広島は原爆と台風のダブルパンチだった。
今、日本の政治は混乱している。
世界は金融大恐慌に陥った…政治の動乱の始まりだ。
災害のほうは大丈夫か?
ここで一つ、おもしろ話。
NHKの記者から災害ジャーナリストになった吉村さんが「前川 清」災害説というのを説いている。
前川清の代表的なヒット曲は、「長崎は今日も雨だった」「そして神戸」「東京砂漠」のご当地ソング3つ。
「長崎は今日も雨だった」が流行した10年後には、ご当地の長崎で雲仙普賢岳の噴火が起こった。
「そして神戸」が流行した10年後には、またご当地の神戸で阪神大震災が起こった。
それでは「東京砂漠」の10年後には、ご当地の東京でいったい何が起こるのだろうか?
「東京砂漠」のヒットは1999年。10年後は来る年2009年に当たる。
あくまでも「おもしろ話」ですから、真に受けないでね。