« 学問の湯 | メイン | 「大地の動乱」と「政治の動乱」 »

セーフティパトロールの継続

ぽにょです。

学校で全保護者がセーフティパトロールをやるようになってから2年が過ぎました。
今、大きな課題にぶつかっています。
セーフティパトロールを実施するにあたり、準備委員会を立ち上げたPTA役員や委員達が、子供の卒業と共に居なくなっていきます。引き継ぎはするものの、新しいPTA会長の考え方次第では、全保護者によるセーフティパトロールそのものが、実施されなくなってしまいます。
学校のPTA活動としてではなく、学区全体の地域としての組織づくりが必要なのかもしれません。
地域のコミュニティセンターに、組織の本部を置く事は可能なのでしょうか?
どのような組織作りをしたら、地域の活動として定着していくものなのでしょうか?
どなたか実例などありましたら、お聞かせ頂けませんでしょうか?
知恵を貸して下さい。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://jmjp.jp/mt/mt-tb-jmjp.cgi/1579

コメント (8)

ムササビ:

ムササビです。
極論を申し上げます。
継続出来なければ、取り止めたらいかがですか?

一度決まったものは、なにがなんでも継続するのではなく、その都度新しい年度のメンバーが判断する方が、モチベーションがあがりのではありませんか?
セーフティパトロールはある意味、自己満足の行為です。
先輩の父兄から強要されて行なうものではないと思いますよ。
私が所属しているPTAや子供会でも、よくわからない行事・風習がいくつかあります。出来た当時は意味があったのでしょうが、今では価値が無くなってしまった行事です。

もしセーフティパトロールが、何の努力もなしに継続する仕組みが出来たとしたらどうですか?
私は一般の父兄の関心は低くなり、逆にその意味が失われると思いますよ。

私が自分で役員をやってみてわかったことは、PTAや子供会の次の年度の仕事は容易に変えられないうことです。
むしろ、『セーフティパトロールはいらない』という選択をするようなら、逆に皆で改めてこの問題を話し合う機会になると思います。
セーフティパトロールの意味自体もよく考えてみる必要があります。
私も参加したことがありますが、PTAの活動報告ノートをみると、色々な考えがあるのがわかります。
下校中の子供たちが一糸乱れない行列でわき目もふらずに歩かなければいけない…と考えているお母さんたちも多いみたいです(笑)。
セーフティパトロールの意義・問題点を皆さんで話し合い、毎年確認して決めるようにしたらいかがでしょうか?

ぽにょ:

ムササビさん、セーフティパトロールを自己満足の行為と言われる事に対して、黙っていられず反論させて頂きます。
あちこちの学校で、子供達の下校時に保護者を始め、地域のお年寄りなどに協力して頂き、通学路に立ってもらっています。
それは不審者から子供達を守りたい…そう思って、協力して下さっているのだと思います。
セーフティパトロールをする人がいるといないでは、不審者が出る件数も違って来る…と警察の方からも教わりました。
毎年ただ何となく行われているPTA行事とセーフティパトロールを同等に考えるのは、協力して下さっている方々に失礼だと思いませんか?
私はもっと前向きに考えたいと思っていますよ。

ムササビ:

ムササビです。
ぽにょさん、冷静に私のコメントを読んで下さい。
私はセーフティパトロールを否定しているわけでも、批判しているわけでもありません。
ただPTAの先輩方の作った仕組みを自動的に受け継がれるシステムを作るのではなく、常に現役のPTAの意見を反映させ、皆が必要だと感じるからように活動しなければいけないのではないかと思うのです。

『セーフティパトロールは自己満足』の一言に反発されているようですが、これは批判しているわけではなく、事実を指摘しているだけです。
『自己満足』でいいじゃないですか。セーフティパトロールには警察官のような法的な権力もなければ、目に見える成果もわかりにくいものがあります。
しかし、子供たちを想う気持ちから『やったほうがいい』と、PTAや地域の皆さんで自発的に始めたわけでしょ?それでいいじゃないですか。
一般のPTAの皆さんは防犯活動のアマチュアです。
もし目の前に不審者が現れたら、子供たちを身を呈して守れますか?他人のお子さんでも我が子同様に体を張って守れますか?
その場になってみないと本当のことはわかりませんが、普通は出来ませんよね。私たちはセーフティパトロールをすることによって、不審者が近付かないことを期待してるだけで、現われた不審者や犯罪者を我々が取り締まることは出来ません。

私たちは一人一人では不審者に対しては無力な存在かもしれません。防犯活動はプロに任せた方が良いという考えもあるかもしれません。でも皆さん、何かせずにはいられないんでしょ?
『自己満足』でいいじゃないですか。
自分たちの活動の限界の中で、取り組む活動でいいじゃないですか。無理な活動は長続きしませんよ。
PTA会長さんは独裁者ではありません。皆さんの総意に反することは簡単に出来ないのではないでしょうか?
もっと皆で自由にセーフティパトロールはどうあるべきかを論じたらいいと思いますよ。

だらりん☆:

ぽにょ。さんへ…お疲れ様です。セーフティパトロールについて。皆さん色んな意味で意見は、あると思います。私も、立ち上がりに関わった一人であり、現在は、諸々の事情により脱会した一人です。そうですね…きっかけは、皆さん忘れようとしてるかもしれませんが、4年前今頃、連続して小さな女の子が誘拐されて殺害された事件を覚えてますか?1つは、犯人が捕まりましたが、1つは、未だに未解決です。その後、不審者に皆さんが注意をするようになったんですよ。忘れてませんか?色々な事件は、他人事ではないことを…。結論というか、ぽにょ。さんへ。ウチの地域は幸い町内会の協力もあり、防災システムも機能してます。PTAだけでは無理ですよ。朝夕、決まった時間パトロールに関わるのは、大変なことなんですよ。本当に…へたしたら、一年生と六年生では、二時間差があるですよ、その間その場に居ることがどんなに大変か…。町内会長さんなりに相談してみてはいかがですか?もし詳しく知りたいなら…この管理人さんにメールしますが…。本当にPTAだけでは無理なんですよ。地域皆さんの協力がいるんです。頑張って、皆さんにSOSしてみてください。

初雪:

ムササビさんの投稿を読んで納得する部分も多々あります。
しかしどんなに素晴らしい文章でも、きちんとした理由があって『自己満足』という表現を使ったとしても、セーフティパトロールをしている方たちにその言葉は失礼ではないでしょうか。
子供たちの為に行動を起こしている人、行動を起こそうとしている人に言う言葉ではないような気がします。
ムササビさんの投稿を『なるほど』と思いながら読んでいる者として今回は残念に思います。

ムササビ:

ムササビです。
ぽにょさん、初雪さん、私は何もセーフティパトロールを馬鹿にしているわけでも、批判しているわけではありませんよ。
私のコメントをよく読んで頂ければわかると思います。
本題と関係のないことを長々と問題にされるのはいかがなものでしょう。
私は素人の集まりである我々PTAではおのずと出来ることに限界があり、自分たちの出来る範囲で、無理のない形でやればいいのではないかと、言っているだけです。
セーフティパトロールは確かに結構なことですが、素人の集まりである以上、どうしても限界があります。
自己満足と言われて、反発されるのは、どこかに気負いがあるのではありませんか?
自己満足でいいじゃないですか。
私は仕事柄、犯罪者と相対することがあります。
はっきり言って怖いです。私が犯罪者に声を掛けている様子をビデオで見たことがありますが、ひどいものです。
腰は引けてるし、どもってかすれたような声になったいます…カッコ悪いです。みっともないです(笑)。
そんな私がこれまでやってこれたのは、警察や警備会社などのプロの方の支援のお蔭です。
私が日々犯罪者につけこまれないよう、従業員に細かく指示していることは、実際にはほとんど役にたつかどうかもわかりません。
だから文字通り、自己満足は承知の上です
皆さんはお年寄りでも、若いお母さんでも近くにいたら、犯罪者は遠慮して近付かないと思い込んでいませんか?
そんな保証はどこにもありません。
正直言って怖い、不審者がいたら体が固まってしまうかもしれない。
でも、なんとかしたいと思っているんでしょ。いいじゃないですか、無力でも。だから自己満足なんです。
最後は警察のお世話にからなければ、事態を収拾できないでしょ。
だから自己満足なんです。
でもいいじゃないですか、子供たちは精一杯頑張っている親を信用してくれますよ。カッコ悪くても、子供たちのためなら力が湧いてくるじゃないですか。
それだけでいいじゃないですか。
自己満足の何がいけないの?
警察がセーフティパロールを批判しないのはリップサービスです。真に受けて喜ばないように。セーフティパトロールが効力を発揮した定性的な事例はあっても、定量的な根拠はありません。
冷静に考えてみてください。


私の日々のセーフティステーション活動(…私はセーフティステーションをしています)は自己満足そのもの。カッコ悪いもんです正義の味方は(笑)。まるでアンパンマンみたいにね。

たかが『セーフティパトロール』されど『セーフティパトロール』ですよ。
自己満足にもっと誇りを持ちましょうよ。

カッコ悪くてもいいじゃないですか(笑)。

自己満足とは謙虚さのことなのですから。
(…ここまで書いたら、謙虚じゃないですね…笑)

自己満足だから意味がないわけじゃないですよ。

笠井/住民安全ネットワーク:

事務局の笠井です。
皆さんいつもお世話様です。

私は「自己満足」の固まりのような人間です。
その「自己満足」に対する自覚症状は大いにあります。
そして、その「自己満足」をNPO活動という形で表現できることをむしろ誇りに思っています。

でもね、それを他人から言われれると、どうしても「カチン」ときちゃう。
私などは喧嘩っ早いほうですので、面と向かって「自己満足」などと言われようものなら、「何をーてめぇ、ちょっと面貸せ」ってなことになるかも…。
そんな訳で、私には双方の意見を理解することができます。
なので、「自己満足」議論については、この辺にしておきましょう。

ところで、ぽにょさんの「セイフティパトロールを地域の活動として定着させるには?」というお悩みについて、皆さんのご意見をもう少し聞かせていただきたいのですが、いかがでしょうか?

ぽにょ:

だらりん☆さん、コメント有難うございます。
実は、セーフティパトロールを立ち上げる際、町内会に協力をお願いしましたが、子供達の親であるPTAが何もしないで、地域の年寄りに頼り過ぎる!と言われてしまいました。
確かに…と反省し、まずはPTAで行動を起こし、その上で改めて協力してもらおう…と考え、セーフティパトロールを立ち上げました。
その結果、こちらからお願いする前に、あちこちの町内会の方が協力して下さり、下校時だけでなく、朝の登校の時も、交差点などに立って見守って下さるようになりました。
だからこそ、PTAが柱になったセーフティパトロールを継続させたい…と考えている訳です。
改めてお願いします。
知恵をかして下さい。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

※名前、メールアドレスは必須項目です。

災害時要援護者支援システムのご案内 学校ホームページの運営・支援のご案内

上記リンクをクリックした先で買い物をしていただくと当NPOに数%の手数料が入り、団体の活動費として活用されます。是非ともご協力ください。

About

2008年11月03日 20:42に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「学問の湯」です。

次の投稿は「「大地の動乱」と「政治の動乱」」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35