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「包丁で刺すぞ」にびっくり!

先般の情報メールで、「包丁で刺すぞ」と言う男が学校町に現れた件をメール配信しました。

タイトルは、[ 「包丁で刺すぞ」と男 ]というものだったのですが、
このメールを送信した後に、受信者から「包丁で刺すぞにビックリした。タイトルの付け方を考えてください。」とのご意見メールをいただきました。
ケータイのメール画面に「包丁で刺すぞ」と表示されれば、確かに誰だってびっくりしますよね!?
そのお気持ちは良く分かります。

このご意見に対して、私共のメール配信の考え方をご説明しておきたいと思います。

実は、警察側が情報提供してくれた時点でのタイトルは「不審な言動の男」というものでした。

もしも、このタイトルの通りにメールを配信していたら、皆さんはメールを開いて読んでくださいましたか?
もしかすると「あー、また不審者情報か…」と、メールを開きもしないでそのままにしておいたのではありませんか!?
メールを開かなければ、何が起きたのか分からない訳ですから、子どもに注意を促すことも当然できませんよね。
そんな時、、、
もしも、あなたの子どもさんに不審者が近付いて、「包丁で刺すぞ」と言ったら、子どもはどんな気持ちになるでしょうか?
ケータイの画面で見ただけで、大人でさえドキッとするような「包丁で刺すぞ」という言葉を、
あなたの子どもが実際に言われてしまったとしたら…子どもは大きなショックを受けるでしょう。
それは、大人の私たちには想像できないほどかもしれません。

そんなふうに考えた時、メールのタイトルって、どうあるべきだと思いますか?

メールのタイトル欄には文字数制限がありますので、事実をありのままに端的に表現するタイトルにしなくてはならない。表現は過大でも、過小でもいけない、これは基本です。

そして誤解を恐れずに申せば、過小表現でメールを開いてもらえないくらいなら、過大な表現を使ってお叱りを受けたほうがまだましだとも思っています。
要はメールを読んで頂き、子どもに注意を促す等の相応の対処をしていただき、そして、子どもが傷つくようなことがなければ、私たちがお叱りを受けるくらいのことは何ともありません。

しかし、今回の件では、
「包丁で刺すぞ」と男…というタイトルは決して過大な表現ではなく、事実のままだったと思っています。
それによって「びっくりした」と言われれば、こう答えるしかありません。「事実ですから」と。
すみません。こんな言い方しかできなくて…。

しかし、どうか分かってください。
私たちは情報配信サービスを行っているのではなく、安全安心の啓発活動を行っているのです。

そして、それを分かっていただいた上で、「びっくりした」「タイトルの付け方を考えて」とお思いになった皆さんに逆にお訊ねさせていただきたい。
「びっくり」してから、あなたはどのような行動を取られましたか?
子どもに注意を促していただけましたか?


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2008年08月26日 09:37に投稿されたエントリーのページです。

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