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嫌なのは「不審者」!?それとも「不審者情報」!?

先般、まるごと情報誌さん主催で行われたハイブ長岡での「まるごとくらし博覧会」にNPOブースを出させていただいた時の話です。

そこでどういうことをしていたかというと、「不審者情報を無料でメール受信できますので、登録してください」という内容のチラシを配布して、登録を勧めるという作業を行っていた訳ですが、
「もう登録してますよ、いつもありがとうございます」と言っていただける方が大勢いて感激した一方で、
「不審者情報をもらっても不安になるばかりだから嫌なんです」とおっしゃる方もいた。
そうおっしゃる方は女性ばかりだったのですが、私が接しただけでも5名ほどいました。

ほぉーなるほど!そんなふうに考える人もいるのか。
そう言う気持ちも何となく分からない訳ではないが…果たしてそれでホントに良いの???

不審者がすぐ近くに潜んでいても、
不審者情報メールを受け取ることによってそれを認識してしまえば不安になるから「不審者情報なんて要らない」という考えなのか!?
それとも、
不審者情報メールを受け取っても、「不審者がいなくなる訳ではないからどうしようもない」「不審者は警察が何とかするものだから情報を知っても意味がない」という考えなのか!?

ホントにそれで良いですか?

不審者は、私たちのすぐ近くに確実に存在しています。
声掛け、つきまといなどの連れ去り未遂案件が繰り返されている内はまだ良い。
それがホントに実行されてしまったら…。
そして、もしもご自分の子どもがその被害に遭遇してしまったら…いったいどうするつもりなのか???

こう言っては失礼ですが、おそらくは、
「不審者情報なんて要りません」と言っている方に限って、ご自身あるいはご家族が被害を被った時、
「警察や学校は何をしていたんだー!」と大騒ぎするのではないでしょうか!?

私たちの子どもは、私たち自身で守るのです。
まずは自分の子どもに対して、不審者遭遇時の対応を指導してください。
いざ子どもが危険に直面した時、大人が必ず側にいるとは限らないのですから、子どもの命を守るのは子ども自身だと言えます。
子ども自身に防衛策を身につけてもらうために、家庭内での親と子の防犯対策が重要なのです。
不審者情報メールはその際の材料としてください。

そして、次に私たちにできることは、自分の住んでいる地域から犯罪機会を無くすことです。
歪んだ欲望を満たすために児童をつけ狙っている不審者達も、そこに犯罪機会が無ければ、実際の犯罪行動には移れません。
自分の地域から犯罪機会を無くすこと、、、具体的には
・子ども達が下校する時間には、大人達ができるだけ外出するようにする。
・子ども達が遊ぶ公園の周りから路駐を無くしたりすることで、死角を作らない。
等々。

自分の地域が安全だと思っている人たちは、決して防犯行動など起こさないですから、
その意味で、不審者情報メールを受信してもらいたいのです。

現在、情報メールを受信している皆さん、どうか一人でも多くの方にこのことを伝えて登録を促進してください。
妙な言い方になりますが、不安、怖れ、どうぞ大いに抱いてください。
そして、その不安や怖れを解消するために自主的な防犯活動を起こしてもらいたいのです。
警察は、事案が発生してからでないと動いてくれないし、
学校は、子ども達が校門の外を一歩出れば、そこで起こる問題は「地域の問題」であるという認識です。
だから、子どもは、私たち自身が守るしかないのです。

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コメント (4)

ムササビ:

参観日や個人面談などの行事で、時々娘の通う中学に出かけると、まず驚くのが生徒さんの挨拶の良さ。
こんな風に行く先々で、ほとんどの生徒さんから明るく挨拶されたなら、不審者なんて学校に入れないかもしれませんね。
『不審者が悪い、世の中が悪い、警察の取り締まりが甘い…』色々な意見はあると思います。
でも私たち大人の挨拶ひとつから何かが変わるのではないでしょうか?
見た目はとっつきにくいけど、話せば誤解がとけることも多いですよ。
不審者情報をポジティブに活用して、子供たちを守りましょうよ。

ムササビ:

…補足します。

先日の『カメラ付き不審者』の件ですが、どうしてあの程度の行為が不審者にされてしまうのか理解に苦しみます。
黙って他人の子供を撮影するのは確かに違和感を覚えますが、いちいち警察に通報する人も五十歩百歩ではないでしょうか?
「何をやってるの? ウチの子はかわいいからギャラは高いよ~」と言えば済む話じゃないですか?
携帯を取りにいくためにその場を離れることの方が危ないんじゃないですか?

何でもすぐに人任せじゃ自分の子供は守れないですよ。
母親より強い男などいないんですから。
お母さん頑張って!

潤:

不審者情報を受信すると、不安になる? 情報が何も入らない事の方が不安じゃないですか?
受信したら、自分の子供や周りの人に「気を付けようね!」と、声掛けすればいいだけの事だと思います。大人がその事から逃げたら、自分の子供なんて守れないと思いますが。
それから…ムササビさん、反論させて頂きます。
お母さんからみたら、カメラを持ってウロウロする人は、やはり不審者でしょう。行動が不審なのだから。そんな人に怖くて、声なんて掛けれませんよ。一人だったら。ましてやジョークなんて、言える訳ないと思いますよ。

nomeshi:

こんにちは、カメラ不審者について一言・・・
その人が本当に危ない人なのか、そうでないのか?それを見分けるのは難しいですよね。

防犯先進国といわれるイギリスなどでは、子どもの自己防衛プログラムのなかで、直感力を育てる訓練が普通に組み込まれていて学校などで指導されるそうです。

たとえば、道端で挨拶してくる人がいるとします。その人が気のいいオッサンなのか、それとも下心のある不審者なのか? それは理論ではなく、子どもの直感によってしか判断できない。

なので当事者(子ども)の直感を大切にし、その子が「何かおかしい」と思ったら、それを信じて行動(逃げたり声を出したり)することを肯定してあげる。

それを繰り返すことにより、子どもの直感力が磨かれて、いい人悪い人の判断がなんとなくできるようになる。。。というものです。

たとえば、子どもが「あのおじさん、挨拶の仕方がおかしいんだ」といったとします。親はつい「そんなこと言っちゃいけません」と頭ごなしに、叱ってしまいがちです。
でも、子どもは直感力で何かを感じとっているわけですから、そこは信頼してあげ、詳しく話を聞く。子どもがそれを報告したことをほめてあげる。

そういう日ごろからの心がけが、子どもが「本当に危ない」と思ったときに迷わず行動できる直感力、行動力といった危険回避力をはぐくむことになるのだそうです。

もちろん、それだけでは難しいと思いますが、文章や人づてで、それが本当に危険だったのかどうか?を論じる事は難しいと思います。
なので、当事者が直感的に「何かおかしい」と思ったのなら、それを信じる方向で行く方がよい方向だと思います。

ただし実際に自分がその場に遭遇したときの判断としては、ムササビさんの案はユーモアのあるGOODな対応だと思いました。
そういう柔軟な対応ができる人ってうらやましいですね。

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2008年07月22日 10:14に投稿されたエントリーのページです。

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