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有害サイトに関する法律

世の中に子ども絡みの事件が頻発し、そして常にそこに「インターネット」というものが顔を覗かせるようになった。
そのせいだろうか!?最近テレビを見ていると、「子どもとネット」に関する話題がほぼ毎日のように取り上げられているのに気が付く。
そして先日、「有害サイトに関する規制」が与野党で合意した。
「フィルタリングサービス」の義務化が柱で、各サイトの健全性の判断は民間の第三者機関に委ねるのだそうです。

子ども絡みの法律作りは難しい。
どのような法律を作っても、子どもの理解と遵守がなければ意味はない。

ネットの力を借りなければ暮しにくさを感じさせられるであろう今後の社会において、情報の扱い方、コミュニケーションの取り方、ネットのリスクについて、それらを新しい考え方の「教育」によって子どもたち自身に考えてもらい、その上で新しいタイプの「責任」をしっかりと子どもに理解してもらう。
そういったことなくしては、どのような法律でも、法律だけを整備しても意味はない。
法律ができようとしている今こそ、私たち大人が、「家庭内における子供への教育の改革」を実行していくべき時期だ。
困難を極めるであろうが、今こそ、「学校任せ」ではなく、親自身一人一人が改革を断行すべきだ。

しかし、親たち(私も含め)は何も知らなさすぎる!!子ども達がネットとどのように関わっているのかを。
そうなると、
子どもの教育云々を論ずる前に、親の勉強不足を問題にしなくていけなくてなってくる。

子ども達がどのようにネットに接しているかの一例を挙げます。
皆さんは知っていましたか?

メーリングリストというものがあります。
ある特定のメールアドレスにメールを送ると、そのメールがすぐに仲間全員に同報送信される、というもので、大人たちの社会の中でも盛んに利用されています。
私たちNPOもスタッフの連絡システムとして利用していて、とても便利に活用しています。

そのメーリングリストが子ども達の間でも広まっています。
すぐに返信する人には問題が起こらない。
しかし、返信が15分くらい遅れるということを3~4回繰り返してしまうと、亀のように遅いレスポンスという意味で「カメレス」と呼ばれるようになり、
それが原因で仲間はずれにされたり、いじめ、誹謗中傷につながるケースもあると言う。
たったの15分、、、見逃したら大変と思うのも理解できる。
だから、
たとえ食事の時間でも傍らにケータイを置き、メールが来たらすぐに返信、、、ということになっちゃう訳なんです。

食事の最中にケータイをシャカシャカは、親から見れば「ケータイがそれほど楽しいのか!?いい加減にしろ」と怒りたくなる訳ですが、子どもからしてみると、仲間外れにされないための必死の防衛策だったという訳なんですねー。

こういう現状を、皆さんは、どのように思われますか?
今後どのようにしていったら良いと思いますか?

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コメント (1)

ムササビ:

私は子供のネット社会の問題というのは、実は大人のネット社会の問題ではないかと思います。
私たち親は子供に「勉強しろ」というだけで、実は自分では勉強をしていないことが実に多過ぎると思います。
ネット社会の問題はまさにその典型ではないでしょうか?

ネットのマナー・使い方は本来ならば、親が子供にしつけなければならない家庭の問題だと思います。
しかし、現状では知識の問題もあって難しいのも事実です。
私はPTAの皆さんで力を合わせて、その役割を補うべきだと思います。
誰かご一緒にこの問題を考えてみませんか?

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2008年06月05日 06:55に投稿されたエントリーのページです。

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