ネットを介したいじめは、最近、急速に青少年の間に広がっている。
電子メール、ウェブサイトなどを用いて、標的の相手に、屈辱感、恐怖感、無力感を与える。
このようなネットいじめは、今までのいじめと多くの点で異なる。
●ネットいじめは、偽名のハンドルネームを用いることにより、匿名性の下で行われる。直接的な対面でなされないため、いじめた者はいじめられた者の苦しみの大きさが分からず後悔や同情の気持ちを持てない。
●ネットを介して相手をおとしめようとする悪意あるメッセージは短時間で多くの人の目にさらされる。
●いじめる者にとっては、相手を傷つける責任から逃れることが容易なため、捕まったり、罰せられる心配が少ない。
●ネット上でのいじめは、いじめのメッセージが学校外から送信された場合、学校の管轄外となり、学校側はその事に対処することができない。
このブログ上で「ネットいじめ」について、皆さんと一緖に考えていきたいと思っています。
「匿名性の下に行われる」という点について参考にしてもらうため、当ブログに送られてきているコメントで、不適切コメントに付き普段は非公開扱いとなっているコメントの中から一つを紹介します。
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何このクソつまんねーblogウケルプッo(><)o
身体障害者は社会で手助けしてあげる必要性があるが精神障害者とか抜かしてるカスどもはさっさとガス室いれて処分しろ。甘えてるだけ。なりたくて精神病を装ってんだろ?周りをこき使って振り回して悲劇のヒロイン気取り。かわいそうなあ・た・しだろプッ(´~`;)リストカットとか言ってる奴は間違いないね。テメーはリストカットしているクソの本心理解してないだけ。まあコメントした奴の言い分に賛成な所あるな。
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これは、実際に当ブログに送られてきているコメントです。
顔文字や言葉使いなどから、10代の子ではないかと推察していますが、それも定かではありません。
本当の人物をまったく想像させないように装ってなりすますのが、匿名で悪意のメールを送る際の常套手段ですから、このコメントの主も、実は「もっと年齢の高い普通の社会人」なんてことも有り得る訳です。
いずれにしても、こんな調子でネット上で集中的にいじめられたら、子どもでなくともまいっちゃいますよね。
「子どもとネットの問題」について、もう少し真剣に考えていきましょう。