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若者の犯罪が増えている。

茨城県で24歳の男が無差別殺傷事件を起こしたかと思えば、岡山県では18歳の男が「人を殺せば刑務所に行ける」と見ず知らずの人を駅ホームから線路に突き落とし、そして、東京では小6の子が飛び降り自殺。(参照⇒あんしんあんぜんトピックス
若年齢化、動機の軽薄さ、異常性、衝動性…私が子どもの頃には、このような事件はまったく起こらなかった。
私の知り合いには、これらを「人格障害だから仕方がない」の一言で片づけてしまう人がいる。
しかし、それでホントに良いのだろうか!?


人間生きていれば必ず、「辛いこと」や「忘れてしまいたいこと」に遭遇する。
それらをその都度すべて処理できていれば何の問題もないのだが、なかなかそうは上手くはいかない。
処理できないものはどうするのかと言うと、心の奥底へしまい込むことになるらしい。

これは、ある勉強会で学んだことだが、
人間の心の、辛いことのしまい込み先である部分を図示すると、こうなるらしい。

箱の中に「辛いこと」や「忘れてしまいたいこと」が徐々に溜まっていき、
満タンになって溢れだしてしまった時に、人間は問題行動を起こすと言われている。
箱の大きさは皆ほとんど同じで、問題を引き起こす人達のそれも同じ。

今回の彼等の箱が特別小さいものではなかったとすれば、中に入れるべきものが普通より沢山あったのか!?…報道を聞く限り、どうやらそれも違うようだ。


彼等の心の箱には、何かの出来事をきっかけに、こんなふうに蓋がされてしまっていた。
だから、箱の容量にはまだ余裕があるのに、満タンと同じ状況に陥っていた。
この蓋を取り外してあげることができていれば、もしかすると今回の悲劇は起こらなかったのかもしれない。
蓋を取り外すことができたのは、いったい誰だったのだろうか?
おそらく昔は、親、兄弟、友人、教師などがそれを行っていたのだろう。
今は誰がそれを行えるのだろうか?

何かのきっかけでかぶされた蓋は、また同様に、何かのきっかけで取り除くことができるのでは!?
丹念にゆっくりと話を聴き出していると、そこに必ず蓋を取り除く鍵はあるらしい。

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2008年03月27日 01:46に投稿されたエントリーのページです。

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