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「コンビニプロジェクト」について

二つ前の記事「知的障がいのある人たちが地域で生活するために」にご質問をいただいたので、回答します。

「コンビニプロジェクト」パンフレット

コンビニプロジェクトとは、コンビニ店に「障がい者を理解してください」「手助けしてあげてください」とお願いし、「サポーターのお店」として登録してもらう活動です。

上記、パンフレットには、次のようなことが書かれています。

こんなお客さんがいたら…
1, お店の商品を見ているのだけれど、「乱暴にさわったり並べ替えたり」「冷蔵庫の扉を開けたり閉めたり」⇒知的障がいのある人は、特定の品物や、商品の並べ方、シールなどにこだわりがある人もいます。⇒文字や絵、身ぶりなどを使って「買わないものには触らないでね」と教えてあげてください。

2, ATMやコピー機のまわりで遊んでいる⇒「ここでは遊ばないでね」と、やさしい言葉でゆっくりと話し掛けてください。まわりに迷惑を掛けるようなら、保護者などに連絡してください。

3, キョロキョロしたり、レジ前でもじもじしたり、「なにか困っているのかな!?」と感じたら⇒もしかしたら迷子かもしれません。トイレを探しているのかもしれません。どこでお金を払ったらいいのかわからないのかもしれません。
「どうしたいのですか?」「何か探しているのですか?」とやさしく声をかけてください。

4, お金を払っていないのに、袋を開けて食べたり、お店の外に出たりしたら⇒お金を払うということ自体がわからないのかもしれません。連絡先などがわかるものを持っていたら、そこに連絡してみてください。


それでも通じない時は「コミュニケーションボードを利用しましょう」と書いてあって、
「何をしたいの?」「あなたの名前は?」「あなたの住所は?」などの質問がイラストで書かれている用紙が挟まっていました。
それを指さしながらコミュニケーションを図ってください、ということらしいです。

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コメント (4)

ムササビ:

ご回答ありがとうございました。

どれも聞けば当たり前に感じることばかりですが、それゆえに見落としがちな面もあるかもしれません。
ぜひ仕事の上で反映出来るよう、意識して心がけたいと思います。

ありがとうございました。

笠井/住民安全ネットワーク:

ムササビさんへ

自閉症親の会は、この「コンビニプロジェクト」を長岡でも広めたいと考えているようですが、手掛かりがなく、どうしたら良いのか!?と思案している様子です。

ムササビさんから、当地区の本部へ、自閉症親の会の活動を紹介していただき、つないでいただく訳にはいきませんか?

ムササビ:

わかりました。
どこまでお役にたてるかわかりませんが、出来る限りお手伝いさせて下さい。
詳しくはメールします。


笠井/住民安全ネットワーク:

ありがとうございます。
よろしくお願いします。

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2008年03月22日 01:50に投稿されたエントリーのページです。

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