私たちは子どもたちを守るために、小学校~保護者~地域の3者間で情報共有する必要があると考えています。
小学校のホームページが重要な役割を果たすのではないか!?
そのように考え、小学校サイトをランク付けして公表することで、保護者側の無関心に警鐘を鳴らすつもりでした。
しかし、この企画を終了させることにしました。
その理由をご説明します。
次のデータは「小学校のホームページを閲覧する頻度について」のアンケート結果です。
・頻繁に見る : 6.6%
・一週間に一回程度 : 9.4%
・一ヶ月に一回程度 : 15.0%
・学期に一回程度 : 16.0%
・一年に一回程度 : 15.3%
・見たことがない : 37.7%
53%(「見たことがない」に「一年に一回程度」をプラス)の方が[ほとんど見ていない]と言える。
小学校ホームページの目的として考えられるところとすれば、
・小学校から保護者への情報伝達
・小学校を対外的に宣伝
・小学校卒業生との交流
・地域の方への発信
こういったところだと思う。
その中でも、「小学校から保護者への情報伝達」はもっとも重要なものであるはず。
しかし、アンケート結果から保護者の半分以上の人がほとんど見ていないということが分かった。
そこに、どのような問題があるのだろうか?
私がお見受けするに…
・学校現場における日々の業務が忙しすぎてホームページどころではない。
・たとえホームページの更新を充実させても、紙(プリントなどの配付物)を無くす訳にはいかないから、手間が二重に掛かると感じていて、どちらかと言えばプリント優先になる。
・情報担当の先生、あるいは教頭先生に負担が掛かり過ぎ。
・それまで担当だった先生が転勤してしまい、新しく情報担当となった先生は、何をどうして良いのか分からない。
・たとえ情報担当であろうとも、更新内容を独断で公開することはできない。必ず校長先生の目を通してからでなければ更新できないので、内容がだんだん追いつかなくなる。
…等々
現場の先生たちは、ホームページの必要性を十分に感じている。
しかし、上記のような問題があって、「つい疎かになる」というのが実情のようだ。
ある先生は、こう打ち明けてくれた。
「ホームページ更新を行っていた情報担当の先生が転勤になり、新たにその担当となったので、ホームページビルダーを開いてみたが、どのファイルがどのフォルダに入っているのかさっぱり分からなくてつい後回しに、、、やろうやろうと思っている内に、一ヶ月、また一ヶ月と時間があっという間に経過してしまう。数か月経った今、ホームページを更新しなければならないという思いに苦しめられて、夜も寝付けない状況になっている」と。
学校側は、ホームページを手抜きしようと考えている訳では決してない。
やる気はあるができないと言ったほうが正しいようだ。
そう気が付き、「学校サイトランキング終了」に至った。
とは言っても、子ども達の安全のためには、小学校のホームページがこのままの状態で良いはずはない。
どんなに忙しい先生であろうとも、手間が掛からず、負担にならず、転勤が付き物の学校現場においても持続可能なホームページを提案していこう。
今はそう考え、新たな提案ページを作りました。PCからご覧ください。
http://jmjp.jp/npo/jigyou/gakkou-site-pack.html