来週あたりから雪が降りそう。
うちの奥さんの実家のお母さんが、「カマキリの巣が低いところにあったから、今年の冬は小雪よ」と言っていた。
ホンマモンのカマキリ博士の予報のほうはどうなのだろうか?
地震の年のような大雪にならなければよいのだけれど…。
そういえば、山古志に帰村された皆さんはどうしておられるのだろうか?
時折、テレビで流れるニュースには家を建て直している様子が映るが、多くの人たちが建て直しをされていないと聞く。
それまでの家のローンと新しい家のローンの二重ローンは、補助制度を使っても負担が大きく過ぎる。
若い世代には教育費も必要だし、高齢者には医療費も必要になる。
年金を住宅建築費に充ててしまうと、生活費がなくなる。そのあと、どうやって食べて行けばいいのか。
そんな理由で結局新築できずに応急修繕で間に合わせた人の多いのが実情だという。
それらの人たちにとって、屋根の積雪は大敵。
地震から3年。関心は薄れ、ボランティアは急減した。
もしも大雪になったら、雪下ろしの手があるのだろうか?
「平場にいれば、山の暮らしよりずっと楽なのに、敢えて山の暮らしに戻ったのだから、苦労する覚悟はそれなりにできているでしょ」と言う人がいるが、山の問題は、私たち平場の人間の問題でもあるということを忘れてはいけない。
山が荒れれば洪水や土砂崩れが発生しやすくなり、それは即、下流にいる平場の人間に降りかかる。
その意味で、平場の人間は、もっともっと山の問題に関心を持つべきだ。
山に戻った人たちが苦しむような大雪にならなければ良いが…どうなんでしょうか?カマキリ博士。