長岡市寿にリサイクルセンターという施設があります。
缶・びん・ペットボトルなどを手選別しているところですが、ここに、障がいを持っている方々が沢山働いています。
障がいの子を持つお母さん達の中に、私は男性でたった一人だけ混ぜてもらい、見学に行ってまいりました。
知的、精神、聴覚障害…様々な障害を持つ方たちが、イキイキと働いている様子が、とても印象的でした。
見学に際しては、障がいを持つ人たちを、その施設へ派遣する側の団体の代表の方からご案内いただきました。
一般に、企業に就労している障がい者の現状には厳しいものがある。
一緒に働いている健常者たちからは疎ましがられ、邪魔者扱いされる。
障がい者雇用促進法によって、雇用を指導されている企業は、国から支給される訓練費があればこそ障がい者を嫌々雇用する。それさえなければ、たとえ罰金を払ってでも、障がい者を雇用したくない、そう思っている企業がまだまだ沢山あるようだ。
そういう企業は、当然のことだが、障がい者にとっては居心地の良いところではない。
ところが、
リサイクルセンターでは、障がい者が健常者に使われているという様子が感じられなかった。
それどころか、一つのセクションすべてが障がい者だけといったところもあり、驚いた。
このような場所が、もっともっと必要だ。
ところで、代表者の方から、一般の企業における障害者の現状のお話を聞いている時、
涙を流している女性が一人いた。
そのおセンチな女性は、誰あろう、私の女房殿である。
はぁー、、、思わず、ため息が出た。
おセンチな涙も、おしゃべりも、何も要らない。
子ども達のために、私たちがしなければならないのは、ただ行動あるのみ。
何としてでも現状を打破するために、とにかく行動しなくては。
でも、どうせ彼女には理解してもらえないから、心の中にしまっておこうーっと。