福祉施設を結ぶネットワーク。
27日の夜、仕事をひと段落させた各施設の代表者が一人、また一人と集まってきた。
場所は、新潟市西川町の福祉作業所 工房はたや。
今回で3回目の全体会議だった訳ですが、回を重ねる毎に、新たにネットワーク参加を希望する施設が顔を出してくれるようになってきた。今回の参加は13施設。
小さな力と声が、徐々に大きなうねりへと変わっていくのを実感として感じている。
ここまでの成果を一つご紹介します。
私たち福祉ネットワークは、ある通販会社のカタログセット作り作業を請け負っている。
その数、何十万セットという膨大なもの。一つや二つの施設では、到底捌ききれない数。
その膨大な数の作業を、各施設が協力しあって、手分けして、着実にこなしていく。
利用者(障がい者)たちも真面目にやってくれていて、最初は細かなミスが沢山あったが、今では、その心配もなくなった。
その仕事っぷりが認められて、ある運送会社からアルバイトの声が掛かった。
とは言え、すぐに採用してもらえる訳ではなく、
数日間試しにやってみて、問題がないようなら採用してもらえるとのこと。プロ野球で言うと、トライアル試験のようなものだ。
そのトライアル試験に臨んだのは、10名ほど。
当初、企業側は1~2名しか採用できないと言っていたが、仕事っぷりを見ている内に「5~6名くらいOK」と、大幅に枠を広げてくれた。ありがたいことだ。
私たちの福祉ネットワークの目的の一つである「障がい者の就労支援」。
ステップを一つ一つ着実に登り始めている。
障がい者たちの未来のために、福祉施設はもっと強くもっとしたたかになってもらいたい。
福祉という言葉に甘えず、企業を相手に商売の厳しさを学び取ろう。
畑違いの私からの呼び掛けを受け入れてくれている施設の皆さん、ありがとうございます。