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小学校のホームページについて

先般、市役所のある課の職員の方と懇談した折、小学校のホームページに勝手にランク付けした当方の行動について、「やり方の良し悪しは別にして、行政では絶対に真似のできないNPOならではの手法だった」と言われました。
行政のできないことをやるという主義の私たちですから、「褒められた」と都合よく受け取っていることとします。

小学校の先生と情報共有について話し合いをすればするほど感じる、彼らに掛かる「更新作業の負担」。

教職員の皆さんは、年に数回、教育センターで「ホームページ編集」に関する研修を受けてこられるようですので、ホームページビルダー等のソフトを使ってホームページを行うことを、ほとんどの教職員の方ができるようです。
しかし、実態は、なかなかうまくは行っていない。

ところで、
ウチの団体のメンバーも、ホームページビルダーを使いこなすことのできる人間が数名います。
私もその内の一人です。
しかし現在、私はブログと携帯サイトの更新は行っておりますが、パソコンサイトの更新は行っておりません。やろうと思えばできるのですが、やっていない。
一回編集を他の人間に任せてしまうと、細かい点がいちいち分からなくなってしまって、どうにも手が出せなくなってしまうからです。

おそらくは、小学校でも同じことでしょう。
いくら、教職員全員にホームページ編集の能力があっても、結局は特定の人間、教頭先生とか教務主任の先生に負担がかかっているようです。

今のままでは、たぶん、ホームページは更新されはしない。
ホームページを更新して保護者と情報を共有することが必要だと分かっていても、なかなかできないといった状況は変わらないだろうし、かと言って、教頭先生、教務主任の先生が残業してやれば良いってものでもない。
それでなくとも忙しい立場の彼らに、さらにホームページ更新作業を求めるのは酷な話だ。

特定の人に負担のかからない仕組みに、思い切って変えなければならないのではないだろうか。
たとえば、保護者の中から「ホームページ編集委員」を選出して、更新作業を協力してもらったり、
あるいは、ホームページビルダーのような編集ソフトではない何か別の方法で、皆で簡単に更新していけるといったシステムを導入したり、とにかく何らか別の仕組みが必要であるようです。

そういったことに保護者の皆さんから気が付いてもらいたいと考えて、勝手にランク付け作戦を敢行した訳ですが、
実は、先月は、あまりの忙しさから、とうとうサイトを一斉に見直す作業ができませんでした。
反省しています。
今月は、月末までに必ず行うつもりです。

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コメント (11)

ムササビ:

ホームページの更新ひとつでも大変なのですね。今回のブログで何がどう大変なのかよくわかりました。
ただ新しい仕組みづくりはもっと難しいかもしれませんね。
私は人生の先輩でもある定年したばかりの団塊世代のオジサンたちに期待出来ないかと思っています。
しかしサラリーマンだった男性は地域社会への帰属が女性に比べて弱いですよね。従って、ありあまる能力を発揮する場のない優秀な人材が眠っておられるのではないでしょうか?
言い訳みたいですが、30~40代の保護者は仕事や生活に追われて忙しいですよ。

ムササビさん、こんばんは。

ムササビさんのアイディアは、良いアイディアだと思いますが、その前に、
まず、保護者たちの当事者意識を何とかしなくてはならないのではないでしょうか?

学校は、いったい誰のために、ホームページ公開なんて面倒くさいことをしなくてはいけなくなったのか?
それは、保護者のためです。

その保護者が「自分たちが協力するのは嫌」「忙しいからダメ」と言う程度にしか思っていないのなら、いっそのこと「もうホームページなんて必要ないですよ」と学校側に言ってあげるべきなのではないでしょうか?

自分たちのために作ってもらっているホームページなのに、
何も協力しようとせず、おまけに、見るでも見ないでもなく、必要なのかどうなのかはっきりとせず、、、そんな失礼なことってないのじゃないかなー。

保護者側が「ホームページは必要ない」って意志表示してくれれば、学校側は無駄な努力をしなくて済みます。

ムササビ:

思いを語るには文字数には制限があります。
まずは論点を明確にしませんか?

今回のブログで、小学校側で容易にホームページが更新出来ない事情があることが紹介されました。
これは必ずしも広く認識されている話ではないと思います。
小学校側だけでホームページを更新するにはかなり困難、だから新しい仕組みが必要ではないか?というご意見があったので私のつたない意見をコメントさせて頂いたまでです。
言葉が足りない点はお詫びします。

…が、保護者のホームページに対しての関心の低さはまた別の問題ではありませんか?

ムササビ:

学校ホームページのそもそもの疑問。
いまさらこんな質問してすいません。

誰のどんなニーズがあってホームページを必要としているのでしょうか?
学校からの情報伝達ならメールで十分。
それすら旧態依然とした回覧版や電話連絡が使われています。イラストや装飾文字なんていらないから、学年だより等のメール化、ブログ化で十分。
全教職員にホームページ作成研修だなんて必要なのでしょうか?
大切なのは伝える中身です。父兄の関心が低いのは必要な情報が来ないからではないでしょうか?。
父兄の意識よりまず学校ではありませんか?

潤:

我が家も先日、ようやくパソコンを購入し、早速自分の子供の学校のホームページを見ました。残念ながら最近は更新されておらず、かなり前の情報が載っていました。デジカメで撮った子供達の活動の様子などがあり、なかなか良いものだ!と思っていた所です。 学校のホームページも含めて、学校・保護者…両方の協力、理解は必要な事だと思うのですが。

王道:

11月23日の新潟日報朝刊の23面ワイド新潟で、新潟市江南区の亀田東小学校のHPが紹介されていました。
第五回全日本小学校ホームページ大賞の新潟県代表として経済産業大臣賞に選出された。

ムササビ:

亀田東小学校のホームページ、拝見しました。
全方位隙無しで、どこから突っ込まれても大丈夫ですね。
先生方とPTAの方が協力され、素晴らしいホームページをまとめておられるのがわかりました。

でもね、自分達の学校に置き換えたらどうでしょう?
今、普通にやっていることをホームページに置き換えるだけなら別にやってもやらなくてもいいような気がします。
PTAの役員だって大変ですからね~。
「必要があるからやる」のか、
「無いよりはあった方がいいからやる」のかでは、天と地の差があります。
無駄なことはやめましょうよ。

王道:

新聞に記載されている内容から教職員や情報掲示委員会の5,6年生児童19人が運営に携わる。特徴的なのは児童ブログで「学校のことを分かりやすく伝えたい」と記載されていたので、児童が主体でこういうやり方もあるんだと思って前回コメントで紹介させていただきました。

ムササビ:

私は児童が学校のホームページ等を通してブログ等に書き込むことには反対です。

これからの時代はネット社会だからと、子供にパソコンを買い与え、家庭でネットに接続させている 親御さんもおられます。
コンピューターやネットの勉強を小学校で行うことは必要だと思いますが、家庭では常に親の目の届く範囲で使わせるべきです。
ブログの運営を学ぶよりも、まず国語の勉強が大切。
小学生のブログ自主運営は早すぎます。

以前、殺人事件まで起きた教訓から何も学ばなかったのでしょうか?

子どもたちは、すでにたくさんの言葉を知っているが、時に使い方を誤る。
そして、それが原因で、悲しい事件が起こることがある。

学校裏サイトでは、
他人を誹謗中傷したり、女子生徒が自分の裸の画像を投稿したり…
学校裏サイトって、そんなことが目的で始まったサイトではなかったはずなのに、なぜ?

「自分の目的に適合するように使用する」能力を子どもたちが身に付けていないこと。
これが原因なのではないだろうか?!

その能力を身に付けるために必要なことは何?

子ども自身を発信者側の立場に立たせ、
「ネットを使って発信することの効果や影響」を学ばせることは、悪いことだろうか?

子どもによるブログの自主運営…大いに結構。
もちろん、大人がしっかり指導するという前提付きだが。

しっかり指導するために、大人側も発信の仕方を勉強しなくてはなりません。

ムササビ:

私が子供たちのブログの自主運営に強く反対するのは、まだ子供たちは成長の途中にあるからです。
たとえ6年生であっても、表現力もまだまだ未熟で他人の何気無い言動や行動に傷付くこともあるでしょう。
間違ったり、傷付けあったりしながら成長していくのが子供だと思うのです。

ネットのルールは基本的に大人を対象にしたものです。
学校や家庭でネット社会の関わり方を教えることは必要ですが、学級や班の回覧ノートではなく、自主運営のブログを推奨する意図がわかりません。
まずは子供自身の人間形成が先ではありませんか?

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2007年11月22日 08:52に投稿されたエントリーのページです。

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