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将来にわたって健康に過ごすための、簡単でお金のかからない4つの方法

健康が大事なのはわかってはいるけれども、つい体によくない行動をとってしまうことってありませんか。そこで、将来にわたって健康に過ごすための簡単でお金のかからない4つの方法を紹介します。

健康に暮らすためには、体のあらゆる部分に気を配ることが必要です。食生活と運動の重要性については、イヤというほど聞かされてきたと思いますが、体にはほかにも気をつけたほうがいいことが無数にあります。

聴力の低下に注意

 

聴力の低下には無頓着な人が多いです。ライブに行ったり、大きな音の出る工具を使ったり、iPodに入れた音楽を大音響で長時間聴いたりの積み重ねで、聴覚がダメージを受けている可能性があります。

聴力低下の大きな要因のひとつに騒音があげられます。英紙『Independent』に以下のような記述がありました。

 

過剰な騒音は、若年者および成人の聴力低下の大きな要因とみられています。騒音に起因する聴力低下や耳鳴りは、短期間で回復することもあります。しかし騒音にさらされる生活が続いた場合や、極端な大音量に触れた場合は、回復しないこともあります。

騒音によって聴力が低下するのは、長い時間にわたって大音量の騒音にさらされることで、内耳にある「蝸牛有毛細胞」がダメージを受けるためです。ふつう、聴力の低下は少しずつ進行しますし、痛みを伴わないので、なかなか気づけません。

たとえば、「テレビの音が聞こえにくくて音量を上げる」などをきっかけに、聴力の低下を自覚することになります。そのうちに、絶えず耳鳴りが起こるようになる場合もあります。

私は26歳のときに耳鳴りで医師の診断を受け、今では絶えず耳の中で何かが鳴っている感じに悩まされてます。ふだん寝るときには、耳鳴りを聞こえにくくするために、扇風機をかけたり、ホワイトノイズを再生したりしているほどです。そんな私ですが、最初に病院にかかったときから医師にある問題を指摘されていました。「ライブに行ったり、自分がライブ演奏したりするときに、耳栓をしていない」ことです。

耳栓は、耳を守るのに有効な、安価で手軽な方法です。ライブなどで大きな音響にさらされるときは、耳栓などの保護具を身につけましょう。大きな音の出る工具を使う場合や、窓を開けて高速でドライブする場合も同じです。

また、ヘッドホンで騒々しい音楽を聴く場合に重要なのは自制をきかせること。健康誌『Health Magazine』の記事では、音響専門家のWarwick Williams氏が、いくつかの基本ルールを厳守するよう勧めています。

 

Williams氏は、「楽しみに水を差すことはありません。好みの音楽を楽しむのは構わないですが、音量を下げるか、時間を制限するか、あるいはその両方を実践するかして、(大音量に)さらされるのを制限するようにしましょう。聴力の状態に注意を払い、一度失ったら戻ってこないのだと肝に銘じておきましょう」と言っています。

年をとったとき補聴器に頼りたくなければ、今のうちから聴覚を保護しておきましょう。自制がきかず、音量をつい大きくしてしまいそうという人は、最大音量自体を設定しておくのも手です。

iPodやiPhoneでは、デフォルトで最大音量を設定することができます。Androidユーザーは、『Volume Limiter』などのサードパーティー製アプリを使って同様の設定をしましょう。

日焼け止めは最適なものを

 

まる1日をビーチで過ごすとかではなく、天気の良い日にちょっと長めの散歩に行くようなときでも、日焼け止めを塗ることは大事です。米紙「New York Times」によると、皮膚がんの発生率は上昇する一方ですし、メラノーマ(悪性黒色腫)の診断数も、2000年以降年2%の割合で上昇を続けています。どちらの病気も、最大の原因は同じ。太陽光を浴びることです。

とっくに知っているし、日焼け止めだって塗っているという人も多いでしょう。でも、使い方によっては期待したほどの効果を得られないこともあります。

 

日焼け止めの誤った使い方を問題視する専門家もいます。たいていの人は、十分な量(目安はゴルフボール大)を塗っていないし、2時間おきに塗り直すよう指定されているのに守っていません。

けれども、もう1つ大きな懸念材料があります。「紫外線防御指数」とも称されるSPF値は、必ずしも紫外線A波(UVA)からの防御にも効果をあらわしたものではありません。そして、そのUVAは皮膚の老化やダメージに関係しているほか、専門家の中には皮膚がんにも関連があると考える人もいます

訳注:アメリカ食品医薬品局による日焼け止めに関する規定では、2012年まで、UVAの防御効果の表示は義務づけられていませんでした

もうひとつの問題は、日焼け止めを過信しがちなことです。日焼け止めは太陽光から身を守る手段のひとつにすぎません。ほかにもできる限りの方法で太陽光を避ける必要があります。長時間外に出ているのだったら、日焼け止めだけでなく、帽子や長袖の服も身につけましょう。

最後に実際問題として、どんな日焼け止めを選べば効果的なのでしょうか。店頭の日焼け止めはどれも同じだと思っていませんか? 2つのポイントに注目しましょう。

SPF値が15から50の日焼け止めを選びましょうUVAとUVBの両方に防御効果があるものを選びましょう。日本の場合はPA値の高いものになります

質の良い睡眠を

 

睡眠不足の悪影響は、短期的なものについてならよくご存知でしょう。翌朝はヘロヘロのフラフラで、仕事に身が入らない…。ただ、睡眠時間を切り詰めた生活が長期間続いた場合の悪影響は、もっと深刻です。

コロラド大学の研究チームによると、睡眠不足は体重の増加につながるおそれがあるそうです。睡眠不足が常習化すると、ホルモンバランスが崩れ、高血圧につながるとも考えられています。

また別の、学術誌『Journal of American Medical Association』に掲載された研究では、睡眠不足と糖尿病の相関関係が指摘されています。

ほかにも最適な睡眠時間が死亡率が下がる可能性を示した研究もあります。要するに、夜にきちんと睡眠をとれば、短期的にも長期的にも健康に大きな効果があるのです。

そうは言っても、夜に完璧な休息を得るための方程式はありません。あらかじめ準備して、意思の力でルーチンを守り、場合によっては環境をすっかり変えてしまわなくてはいけないのです。ただ、睡眠のスケジュールを軌道に乗せるのは大変そうに見えますが、不可能ではありません。必要な睡眠がとれているかを確認するためにできることを、いくつか紹介しましょう。

ベッドに入る前はパソコンやテレビの画面をあまり見ないようにする。:あちこちで繰り返し指摘されていることですが、電子機器は睡眠サイクルに悪影響をおよぼします。画面の明かりのせいで、「今は夜ではなく昼だ」と脳が勘違いしてしまうためだと説明されています。スマートフォンで遊び倒したあとでもすぐ寝つけるという人もいるかもしれませんが、その場合の睡眠の質は決して良くありません。

毎日のルーチンを見直す。:毎日(毎晩)のルーチンは、睡眠のスケジュールや睡眠の質の良し悪しを左右します。たとえば寝る前には辛いものを食べないとか、昼寝はしないとかのちょっとしたことが、睡眠の質に大きな影響をおよぼすのです。睡眠サイクルを調整中の期間だけでも、試してみてはいかがでしょう。

夜に質の良い睡眠がとれれば、短期的にも長期的にも心身に良い影響があるのは事実です。今すぐ対策をして、好ましい睡眠のスケジュールを身につけることができれば、さまざまなメリットが得られることでしょう。

歯磨きとデンタルフロスを毎日の習慣に

 

これは子供時代から耳にタコができるほど聞かされていますよね。けれども実際に、今これを怠っていると、将来非常に高いツケを払わされる可能性があります。最初に現れるのは、歯石や歯肉炎などのちょっとした問題です。それでもデンタルケアを怠り続けると、歯周病に発展して、ひどい場合は歯が抜けてしまうかもしれません。

私は20代前半の頃、まともなデンタルケアをしていませんでした。いくつも虫歯を作ったあげく、何千ドルもかけて何度も歯科医院に通い、ようやくまともな習慣を取り戻しました。結果、ふつうは年1回で済む定期検診とクリーニングが年に2回は必要で、残っている歯の半分には詰め物が入っているという残念なことに。今となっては、予防的ケアを怠らなければ、もっと簡単に安く自分の歯を守れたのにと後悔しています。

幸い、このような危険な症状を予防するのはとても簡単です。毎日少なくとも2回は歯を磨き、1回はデンタルフロスをしましょう。歯磨きやフロスの使い方にも注意して。可能ならば、少なくとも年に1回は歯科医院に行って、定期検診とクリーニングを受けましょう。

自分の体のメンテナンスは、機械のすべてのパーツをメンテナンスするのと同じこと。食生活と運動に気を配るのは、手始めとしては大事ですが、耳や歯や肌や脳のケアも同じくらい重要です。ここで紹介した4つのポイントの良いところは、どれもあまりお金をかけず、頻繁な病院通いもせずに実践できることです。

Thorin Klosowski(原文/訳:江藤千夏/ガリレオ)

lifehacker
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/bizskills/healthcare/lifehacker_32133.html

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