災害時に心強いアプリ…通信遮断でも避難所誘導
三井住友海上火災保険は、巨大地震などの災害で通信が遮断されても、最寄りの避難所まで誘導するスマートフォン向けアプリ(ソフト)を開発した。
「南海トラフ巨大地震」の発生が懸念される中、災害時の情報サービスを拡充する。
安全運転をサポートする同社のアプリ「スマ保」の新たな機能「災害時ナビ」として加わる。8月下旬から希望者は誰でも無料でダウンロードできる。
利用者は、災害前に自宅や勤務先など頻繁に立ち寄る場所にいる時に、アプリが持つ全地球測位システム(GPS)の機能を使って位置情報を取得し、保存しておく。
「災害時ナビ」には、全国の自治体が指定する11万8000件の避難所のほか、病院などが登録されている。
災害発生時に通信が遮断された場合でも、アプリを起動し、取得した場所の半径25キロ・メートル以内にいれば、スマホのカメラ画面で現在地を映し出すと、画面に最寄りの避難所や病院などの方向が表示される。
利用者はその方向にスマホを向けながら歩けば、避難所などに到着できる。カメラ画面に映し出される風景と事前に保存してある位置情報を照らし合わせることで、道案内をできるようにした。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/trend/20130606-567-OYT1T01623.html