豚の間で広がる伝染病、PED=豚流行性下痢の被害が、全国的に広がる中、県内では、18日新たに2か所の養豚場で3500頭の感染が確認されました。
感染の確認はこれで9例目となり、県はすべての養豚場に衛生対策を徹底するよう呼びかけています。
豚の間で広がるPED=豚流行性下痢は、豚に下痢やおう吐などの症状が出るウイルス性の伝染病で、ヒトには感染しませんが、生後10日以内の豚が感染すると死ぬことが多いということです。
国内ではこれまでに、全国30の道と県で、27万頭余まりの豚が感染し、被害が広がっています。
こうしたなか、16日、下越地域と中越地域の2か所の養豚場で見つかった感染の疑いがある豚について県が詳しい検査をしたところ、これらの養豚場で飼育するおよそ1万1000頭のうち、3500頭の感染が確認され、このうち、97頭が死んだということです。
県内で、感染が確認されたのは、これで9例目となりました。
このほかに、17日県内では、上越地域で初めて、感染が疑われる豚が47頭見つかっています。
県は、これらの養豚場に対して豚の移動と出荷を自粛するよう求めるとともに、県内すべての養豚場に対し、豚舎や車両の消毒を行うなど衛生対策を徹底するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033853481.html