寒い季節はインフルエンザや風邪が大流行しますが、具合の悪い時は食欲が無くなりがちです。しかし、できるだけ早く回復するためにも、健康な時以上に体は栄養を必要としています。今回は、風邪の時に食べた方が良いものをご紹介します。
風邪の時に食べた方が良いものは、熱がある、お腹を壊している、などの症状別に分けられています。アメリカでは風邪を引いたらチキンスープや紅茶を飲むのが、おばあちゃんの知恵袋的な定番ですが、症状によってベストな飲み物は変わってきますし、今回はそれぞれの科学的な裏付けもあります。
・柑橘系のフルーツの白い皮
「ビタミンCで風邪が治る」という神話がありますが、実は科学的な裏付けはありません。もちろん、風邪の症状を和らげたり、期間を短くする可能性はあります。しかし、柑橘系のフルーツ自体に風邪を治療するような効果はありません。蜜柑やレモン、グレープフルーツなど柑橘系のフルーツの、内側の柔らかい白い皮の部分には、免疫力を上げるのに役立つフラボノイドが含まれており、風邪の回復をかなり早めてくれます。
・アイスキャンディー
咳のひどい風邪の場合は、水分をしっかり補給した方が、口内の粘度が下がったり、鬱血しにくくなります。水分補給をする方法としては、何かを飲むよりは果物を食べた方が良いですが、喉の通りがいいアイスキャンディーもとても良いです。フルーツをそのまま凍らせたものや、100%果汁のアイスキャンディーなら最高です。
・スパイシーな料理
スパイシーな料理を食べると鼻づまりが良くなりますが、それは料理に使われているスパイスが自然の鼻炎薬でもあるからです。チリペッパーやわさび、大根などは、鼻炎の症状を和らげます。
おそらく食べ物以上に大事なのは、風邪を引いている時もいつもと同じ時間に食事をするようにする、ということでしょう。早く元気になるためには、それなりのカロリー摂取も必要です。ただし、たくさん食べると吐いてしまいそうな時は、少なめに食べるようにしましょう。
The Best and Worst Foods to Eat When You’re Sick|Greatist
Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)
Photo by mmmarilyn.
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