県は29日、コンピューターから放出される膨大な熱を雪で冷やす設備を備えたサーバー集積基地「データセンター(DC)」の県内建設適地を探す調査を平成26年度に進めると発表した。調査費を来年度予算案に盛り込む。
県は、雪から取り出した冷水と冷風の自然エネルギー「雪冷熱(ゆきれいねつ)エネルギー」を利用することで、空調に必要な消費電力を削減し建設コストの回収につなげられるとしている。雪冷熱を使ったDCは完成すれば、国内初となる。
調査では地盤や防災、降雪量などの観点から魚沼、上越地域などで立地を探すほか、雪を貯蔵庫に蓄え、冷風を建物に送り循環させる方法も探る。泉田裕彦知事は「除雪後に川に捨てる雪をDCの貯蔵庫に持っていければ、宝の山に変わる」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140130-00000001-san-l15