気温が上がり、雪崩が起きやすくなる時期を前に南魚沼市で、警察官が参加して、雪崩に備える訓練が行われました。
この訓練は、南魚沼警察署が行ったもので、南魚沼市の上越国際スキー場には地元の警察官や山岳救助隊の隊員などおよそ70人が集まりました。
訓練は、大規模な雪崩が発生し、巻き込まれたスキー客が、雪で作った穴に避難しているという想定で行われ、参加した警察官たちは、長さ3メートルほどの金属の棒を雪に突き刺しながら、どこに人がいるか、確認していきました。
また、捜索中に、突然、雪崩が起きたという想定の訓練では、警察官たちが、時折、雪に足を取られながら走って逃げていました。
参加者の中には、新潟市など、雪があまり降らない地域から参加している警察官もいて、地元の人から、効率的な雪かきの方法を教わっていました。
訓練に参加した南魚沼警察署の警察官は、「棒を使っての訓練は、感触の違いがわかりにくかったですが、訓練を重ねて、現場での活動に役立てたい」と話していました。
機動隊の警察官は、「いつもは、こんなに雪が積もらない新潟市内にいるので、有意義な訓練でした。現場では、見張り役を立て、声を掛け合うようにし、二次災害を防ぎたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034519651.html?t=1390442778637