貴重な地質や地層を教育などに活用している地域を認定する「日本ジオパーク」に金山や銀山、それにトキとの共生を掲げた新潟県の佐渡が認定されました。
「ジオパーク」は、地球のなりたちを知る上で貴重な地質や地層を教育や観光に活用している地域に与えられる認定で、ユネスコが支援する国際団体が「世界ジオパーク」を認定しています。
新潟県の佐渡市などでは、島内に金山や銀山をはじめ、トキと共生する里山など地殻変動によってもたらされた豊かな自然や歴史があることから、世界ジオパークの認定を目指そうと、ことし4月、日本版にあたる「日本ジオパーク」の認定を申請しました。
これを受けて先月、認定を行う委員会の会合が開かれ、佐渡を含む7つの地域が新たに日本ジオパークに認定されました。
新潟県内で認定されたのは、すでに「世界ジオパーク」に認定されている糸魚川市に続き、2例目です。
今後、佐渡市では、3年後の平成28年に「世界ジオパーク」の認定を得ることを目指し、ツアーのコースを作ったり、外国語にも対応できるガイドを育成したりするなど取り組みを加速させることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034968581.html?t=1381019132404