梅雨の時期を迎え、過去に水害の被害を受けた三条市で、大がかりな防災訓練が行われました。
この訓練は、平成16年7月とおととしの2回にわたって水害の被害を受けた三条市で、梅雨のこの時期に行われていて、23日は、市の職員や消防、住民など、あわせておよそ2500人が参加しました。
訓練は、梅雨前線が停滞して、雨が降り続いているという想定で行われ、三条市役所の災害対策本部では、国定市長や担当の職員が、道路の冠水や住宅の浸水状況を確認しました。
そして、市内を流れる信濃川、五十嵐川、刈谷田川の3つの川の水位が上昇し、基準値を超えたという想定で、避難準備情報や避難勧告が出されました。
これを受けて、住民は、水害のあと、市が、各地域に新たに指定した緊急の避難場所に避難しました。87歳の父親と訓練に参加した53歳の男性は、「緊急避難場所への避難は初めてでしたが、足が不自由な高齢者にとって、より近くに避難できるのはありがたいです」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035384881.html?t=1372023367873