不妊治療中の人や、過去に治療を受けた経験者計約2千人を対象にしたアンケートで、体外受精などの治療費として総額100万円以上を支出した人が回答者の56%に上るとの結果を、NPO法人「Fine」(東京)がまとめた。
調査は昨年12月~今年3月にインターネットで実施し、1993人が回答した。治療期間は「2年~5年未満」が43%、「1年~2年未満」が27%、「1年未満」が15%。通院を始めてからの治療費の総額は「100万~200万円未満」が25%と割合が最も大きかった。治療のため仕事や他の予定に支障が出たかについては「ある」とした人が87%で、「ない」の12%を大きく上回った。
松本亜樹子理事長は「高額な治療費負担のほか、治療と仕事の両立に悩む人も多い。不妊当事者を取り巻く現状を知ってほしい」としている。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130427/bdy13042722430002-n1.htm