6日夜、妙高市で走行中のJR信越線の普通列車が線路に流れ込んだ土砂に乗り上げ脱線した事故で、国の運輸安全委員会は、雪が溶けて起きた土砂崩れが事故につながった可能性もあると見て調べを進めています。
6日夜8時半すぎ、妙高市の妙高高原駅と関山駅の間を走っていたJR信越線の下りの普通列車が線路の斜面から流れこんだ土砂に先頭車両が乗り上げて脱線し、そのまま190メートルほど走ってとまりました。乗客と乗員あわせて27人にけがはありませんでした。事故を受け、7日午後、国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が現地に入り調査を始めました。調査官たちは、土砂が崩れた斜面や雪解けの様子を見て回ったほか、JRの社員から聞き取りを行いながら脱線した車輪の状況などを調べていました。運輸安全委員会の金澤学鉄道事故調査官は「雪解けで土砂崩れが起きたことも考えられるが、今後、分析を進めて原因を特定したい」と話していました。6日の妙高市の日中の最高気温
は18度1分と平年より5度あまり高く4月下旬並の気温となっていました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033735471.html?t=1365355711587