ツイッターのつぶやきなどデジタル空間にある膨大な情報「ビッグデータ」を、防災や災害対応にいかす取り組みが進んでいる。自然災害の予測、被災者のニーズ把握、緊急時の人の動きの分析。商品開発をはじめとする企業のツールから、暮らしを守る手立てに役割が広がる。
「みぞれが雪に」「どんどん積もってる」。首都圏が7年ぶりの大雪となった1月14日朝、気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)に情報が刻々と入った。
気象庁は早朝まで「雪より雨の可能性が高い」としていた。都内の大雪注意報は午前10時41分。これに対し、ウェザーニューズは「都市部でも大雪」と気象庁の注意報より1時間ほど早く伝えた。この日届いた計3万4千件の生情報、ビッグデータが支えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130317-00000008-asahi-soci