昨年度・平成23年度にうつ病などの精神的な病気で学校を休職した教員は県内全体で96人と依然として高い水準で推移していることが新潟県教育委員会の調査でわかりました。
県教委は学校現場での業務量が増え、心身の不調を訴える教員が増えているのではないかと分析しています。
この調査は県内の小中学校と高校、それに特別支援学校を対象に行われたものです。
それによりますと、平成23年度に、病気で休職した教員は144人でこのうち、うつ病などの精神的な病気で休職した人が96人と全体の70%近くを占めています。休職と病気で1か月以上休んだ教員の数を年代別で見ると、最も多いのが▼40代で38%、次いで▼50代以上が29%、▼30代が24%、▼20代が7%となっています。
これについて新潟県教育委員会は「特に40代は学校内で指導的な立場になり業務量が増えて忙しくなったり、保護者への対応に悩んだりして心身の健康を崩す人も多いのではないか」と分析しています。
県教委はうつ病などで3か月以上休んでいる教員に対し職場復帰に向けたリハビリ期間を設けるなどして教員を支援していきたいとしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034657921.html