佐渡市で、この春に中学校を卒業する生徒たちが、将来の目標や夢を発表する「立志元服式」が行われました。
武士が成人したときに行われた儀式の元服になぞらえたこの催しは毎年、成人式のある1月に、佐渡市の新穂中学校で行われ、その年に卒業する生徒たちが参加しています。
「トキの村元気館」で行われたことしの式には、3年生の男女40人が出席しました。
式では、新穂中学校の卒業生で、アメリカの救命救急病院で看護師をしている大屋美波さんが講演し、「情熱を持ってのぞめば何でもできます。やりたいと思うものにどんどん挑戦してください」と生徒たちを激励しました。
続いて生徒の代表4人が、農業や助産師や菓子作りのパティシエなどそれぞれ将来の夢について発表しました。
また、生徒たちは、思い思いの志を漢字ひと文字で書いた色紙を手に持って記念撮影しました。
このうち積極的の「積」という字を書いた女子生徒は、「これからは積極的な気持ちを持ちたい」と話していたほか、努力の「努」の字を書いた男子生徒は「がんばったら部活や勉強で結果が出たので、これからも努力していきたい」などと話して、それぞれことしに臨む決意を新たにしていました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034580221.html?t=1357575995512