村上市に伝わる正月の伝統行事「あまめはぎ」が行われました。
あまめはぎは、いろりやこたつにあたって赤くなった「あまめ」と呼ばれるすねをすりこ木やおろし金で剥ぐことですが、転じて怠け者を戒めるという意味が込められていると伝えられています。
村上市大栗田地区に伝わるこの正月の伝統行事が6日地元の小学生12人が参加して行われました。きつねや獅子のお面を付けた子どもたちが手にすりこ木とおろし金を持って「あまめはぎましょ」とはやしながら地区の家々をまわると、大人たちは待ち構えて喜んでいました。地区の人は「これでやっと春が迎えられます。ことしも良い年になることを期待します」と話していました。
参加した児童は「伝統行事に参加することができて楽しかったです」とうれしそうに話していました。あまめはぎは過疎化と少子化の影響で存続が難しくなっているということですが、「村上あまめはぎ保存会」では地域の協力を得ながら今後も伝統行事を続けていきたいとしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034501351.html?t=1357478460616