新潟市亀田清掃センター(同市江南区)は13日、同センターで焼却処理後、市内2カ所の埋め立て処分場に埋められた飛灰から、埋め立て基準(1リットル当たり0・005ミリグラム)を超えた水銀を検出したと発表した。
今年10月31日と11月1日の検査で、亀田第3埋立処分地では基準値の最大2倍、北区の太夫浜埋立処分地は同3・4倍に上った。周辺の放流水や地下水の水質検査で異常は見つからなかったという。
同センターは「燃えるごみではない水銀が、燃えるごみとして廃棄されたため」と説明。処分場では地中で二重の遮水シートで飛灰を保護しているため「溶け出す危険性はないが、今後、飛灰を掘り起こし、適正に処理したい」と話している。
同6月、埋め立て前に飛灰を検査したが、結果が出る前に埋め立てていた。
12月14日朝刊
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