中央自動車道の笹子トンネルでの事故を受けて東日本高速道路新潟支社は新潟県内で同じように、上部に天井板がある構造のトンネルについて緊急の点検を行いました。点検が行われたのは、関越自動車道の関越トンネルの上下線と、北陸自動車道の能生トンネルの下り線、それに高の峰トンネルの下り線です。このうち、全長およそ11キロの関越トンネルの一部には20年以上前の平成3年に天井板が設置され、5年に1度、定期点検が行われているということです。3日は作業員3人が天井板の上に上り、トンネルと板をつなぐボルトなどをハンマーでたたいて安
全性に問題がないか確かめていました。点検の結果、ボルトの老朽化などの異常は見つからなかったということです。東日本高速道路会社によりますと新潟県内には今回、事故が起きたトンネルと同じような構造のトンネルが合わせて5か所あるということで、3日に点検が行われなかった北陸自動車道の子不知トンネルの上り線と、市振トンネルの下り線については、今後、点検を行うということです。一方、新潟県などによりますと、新潟県内の国道や県道、それに鉄道では上部に天井板がある構造のトンネルはないということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033917841.html?t=1354555822396