新潟県が行った脱法ハーブの調査で、新潟市内でお香として販売されていた製品から違法薬物に指定されている成分が検出され、県は、販売した2つの店に対して販売の中止を指導するとともに、購入した人は使用を中止するよう呼びかけています。
違法薬物の成分が検出されたのは新潟市内の2つの販売店でお香と称して、「梵」や「RED SNAKE 2nd」などの名前で販売されていた5種類の製品です。新潟県の脱法ハーブの調査でこれらの製品を購入して県の保健環境科学研究所で分析したところ、薬事法で違法薬物に指定されている成分が検出されました。
県によりますと、検出された成分は4種類で、大麻や覚醒剤を使用した際と同じような幻覚などを引き起こすおそれがあり、新潟県は2つの店に対してこれらの製品の販売中止を指導するとともに、製品を購入した人には使用を中止して、体調に異常が現れたら医療機関で受診するよう呼びかけています。
脱法ハーブをめぐっては、新潟県内でも、9月末までに使用や健康被害が15件報告されているということで、厚生労働省が新たに出回っている成分を違法薬物に指定する作業を進めているほか、警察も取り締まりを強化しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033513481.html?t=1352998400500